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2025/07/22 15:05 |
協奏
8時半起床。
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また黒雲が立ち込めていた。雨が降りそうだ。

午前中は、のんびりとしながら、春のコンサートのための曲目解説の整理。中々進まないけれど、何とか明日中には終わらせるつもり。
支度をして、11時半ころ家を出る。友達と一緒にお昼ご飯を食べた。その後、アップル・ストアに行ってiPod touchでたぶん1時間くらい遊んでいた。どの言語にも表示切替できるようだった。日本語に変えておいた(笑)曲数も8GBで約2000曲。すごいな。でも値段はやはり日本の方が若干安い。
建物を出たらものすごい雨が降っていた。やっぱり…。

その後学校に行き、練習。今日はグリーグ協奏曲の初合わせが4時から。伴奏者は、以前ベートーヴェンを(私が)伴奏した子にお願いした。強行突破のような感じだが、春に日本に帰る直前にイギリスでコンペティションがあって、そこでグリーグの2、3楽章を弾く予定。まだレッスンも1回しか受けていない…。
とにかく、4時に合わせを開始。
おお。
やっぱりオケの音があると全く違う。楽しい!普段は一人で弾きながらオケパートを歌っているけれど、ピアノの音色であっても主旋律が(勝手に)出てくれると、素直に感動する。そして、自分が「あ、ソリストなのか」と思う時は、自分がメロディを弾いている時より、むしろオケの伴奏にまわっている時にこそ感じる。「これから自分のソロの出番が来るぞ」と(笑)2楽章、3楽章共に、合わせという点では1楽章より難しく、丁寧に2時間ほど2人でさらった。伴奏者もよく練習してくれいていたようで、とてもありがたい。来週のレッスンには彼女を連れて、受けたいと思っている。
その後、自分のソロ曲とVnソナタピアノパートを練習して、7時半帰宅。疲れた。

だんだん、春のコンサートの実感がわいてくる。ステージに立った時、お客さんはどのように見えるだろうか、自分はどんな心境になるだろうか、最初の一音をどう出そうか…などと、ぐるぐる回ってきた。ピアノを触らない間は、イメージトレーニングだけでもしっかりやっておきたい。
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2008/03/21 08:08 | Comments(1) | 音楽
極寒
また、10時だった。ちょっと直さないと・・・。
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きれいな空だった。最近あまり青空を見ていない。午前中は、特に何もせず。ヘンレー版のリスト伝説に書いてある解説を読んだりしていた。
曲の背景を何も知らなくても、楽譜(音符)があればとりあえず曲は弾ける。ピアノのテクニックがしっかりしていれば、書いてあることをきちんと守れば、CDも聴けることだし、ある程度ベートーヴェンはベートーヴェンらしくなる、と思う。それでも、私たちは曲を知るために、本を読み他のソナタや交響曲を聴き、果ては題材となったポエムを探し、ということをする。その曲の知識を増やす。もちろんそれだけではピアノがうまく弾けないけれど、たぶん、頭を使って音楽を作ることが表現にとって大事なのだ、と思う。「この曲は60歳のころ作曲された」と書いてあっても、実際自分が60歳の境地に立てる訳ではない。それでも、それを知ったことで音を出す気持ちも変化してくると思う。
話は変わるけれど、以前、バンドをやっていた時、メンバーから、「クラシックって、昔の人が書いた曲をそのまま弾いてるだけなんでしょ。自分で作曲しないんでしょ、それって面白いの?つまんなくね?」とつっこまれたことがあった。何だそれ、と思ったけれど、その時はピアノを弾くということもよく解っていなかったので、全然言い返せなかった。でも今はもう自然に、「昔の絵画を修復する人は自分の絵を上から描き込んだりしない」と言える。あのころはきっと、自分が何をしたいのかわからなかったから、言い返せる程の強い意志も考えも持っていなかったのだ。

お昼に焼きそばを作って食べ、午後から学校へ練習に。
ありえなく、寒かった。極寒の地だ、今のロンドンは。冬より寒い。ぶるぶる。ホッカイロを持っていった。
だいぶ集中して練習できた。家に着いたら8時だった。

明日はレッスン。パスカル先生は春休みなしで、アカデミーに来てレッスンをする。ものすごくパワフル。こちらとしては本番も近いし、本当にありがたい。明日はリストかな。

2008/03/18 09:12 | Comments(0) | 音楽
回想
8時半起床。1年に10回くらい、目覚めのいい日がある。今日はその日だった。よく寝た。
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日差しはやはり強いけれど、寒いし全然外に出たくない天気。

午前中は、洗濯をして、部屋の掃除をして、少しキッチンを整理するなど、いろいろ。お昼は炒飯を作って食べた。豚肉を細かくさいころ状に切って、醤油とみりんと塩コショウにつけて少し時間を置いたものを入れると美味しい。

午後はピアノ。Vnソナタフランクとベートーヴェンをさらう。あと一ヶ月で本番だけれど、だんだん実感が沸いてきた。ここをホールで弾いたらどんな音になるだろう、とかこのリズムはちゃんと響くのかな、とか、単に、ここミスタッチするかな、とか(笑)考えながらさらっていた。あとはリスト伝説2曲と、グリーグコンチェルト。何日か、アカデミーの学生のコンチェルト試験を聴いて、やる気が出てきたのでこのままちゃんとノッてくれると嬉しい。
午後から雨が降り出して、夜までずっとやまなかった。ロンドンにしては珍しい。プログラムの写真が撮りたくて、晴れる日をずっと待っているのだけれどなかなか来ない。ついこの間まで惜しげもなく晴れ続けていたのに…。

中学3年頃から、文化祭がきっかけでドラムを叩いていた。エレキもベースも、本当に面白くて仕方がなかった。確か好きだったバンドは、国内ならX-JAPAN、ブラフマン、ハイスタ(米?)、マッドカプセルマーケット、国外はレイジ、ニルヴァーナ、U2、KORNetc、その他黒人歌手。この前HMVに入ったらレッチリが流れていて、突如あの頃の匂いや景色や感覚が甦った。と同時に、「あれは誰だったんだろう」というような、確かに記憶はしっかりしているけれど、他人の記憶を移してもらったような感覚になった。今でももちろん聴くのは好きだけれど、自分があの中に入ろうとは、たぶん2度と思わないだろう。でも、今ドラムを叩いたら、きっと何か別のことを感じるだろうと想像する。何かの曲の耳コピではなくて、打楽器として、リズムの極みをむしろ研究したい。
結局、最終的に感じたことが、何であの時、もっと一生懸命ピアノを練習しなかったんだろう、ということ(笑)昔を思い出すと、「今が一番」と思えるので嬉しい。いつも「今が一番」と思って前を向いている姿勢を、自分自身に提示して安心したいのだと思う。最近、編曲か、作曲をやってみたい、とちらっと思う。また和声を勉強し直すぞ。とにかく、明日も頑張ろうと決心した。

2008/03/16 08:48 | Comments(1) | 音楽
著名

8時半起床。良く眠れた。
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もう3月半ばなのに超寒い。

9時半に家を出て学校へ。今日はフラットメイト(Vn)のコンチェルト試験。何だかドキドキした(笑)シベリウス。冒頭もとてもクリアで細かい音も歯切れが良かったし、音楽も流れていて素敵な演奏だった。彼女は終わった後に「安全運転だったかな」と言っていたけれど、ステージであれだけ出せれば充分だと思う。
彼女の次にサンサーンスの3番を弾いたのは、黄蒙拉(ホァン・モンラ)という、パガニーニ国際コンクールで優勝したこともある、中国人のヴァイオリニスト。力強さありテクニックあり、音色も綺麗だったし楽器もよく鳴っていた。しかし、音楽的な部分がテクニックに任せているように聞こえるところもあった。もちろん素晴らしかったけれど。その後も、バルトークを一人聴いた。
と、この3人のオーディエンスに、何と何と、葉加瀬太郎氏がいらっしゃった(笑)ロンドンに住まれているとは、知らなかった。演奏会のチラシをいただいた。とても気さくな方、という印象が強かった。そう言えば以前、友達がスタインウェイ・ショップで見かけた、と言っていたような…。
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曲目はバルトークやブラームスのソナタ、葉加瀬さん作曲のピースなど。行けたら行きたいけれど、きっと日本人ばかりかな。実は彼の演奏は日本のTVでも聴く機会がなかったので(情熱大陸やエトピリカは別)、興味もある。

3人聴いただけで、集中したのかものすごく疲れる。ジャパンセンターに行って、味噌と醤油と豆腐を買って家に戻る。お昼を食べて、コンチェルトの伴奏を頼んだ子のために楽譜の製本をして、再び学校へ。アーリー・イブニング・コンサートに友達が出るのでそれを聴き、またコンチェルト試験を聴く。一人はブラームスの1番。もう一人はベートーヴェンの5番「皇帝」。本当のフォルテとはどんな音だろうと深く考えた。

家に帰り、休憩して、久しくしていなかった料理をする。本当に久しぶり。楽しくてたくさん作ってしまった。フラットメイトと一緒に食べた。
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やっぱり手作りは美味しい。今日も疲れた。


2008/03/14 09:26 | Comments(2) | 音楽
試験
7時半から目覚ましを聞きながらやはり1時間後に起床。うぅ。
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目覚めも悪く、天気も悪かった。

支度をして、家を出る。今日は疲れたくなかったので、移動はバスではなくて地下鉄にした。早い早い♪10時半に着いて指ならしをした後、今夜、コンチェルト試験があるベートーヴェンの子のレッスンへ。パスカル先生は最終調整をしたかったらしいが、試験当日にレッスンというのも大変だなぁと思った。でも彼女はレッスンでとてもよく弾けたので、本番はもう安心という感じだった。私も、伴奏は大分練習したし、OK。
12時に終わって、すぐに家に戻った。今日の彼女の試験は夜の8時10分。お昼を食べてすぐに昼寝(いいのか)。そのおかげでだいぶ頭もすっきりしたし、夜まで持ちそう。空もだんだん明るくなってきた。

今度、16時半に弾く友達の試験(コンチェルト試験も卒試もすべて公開)を聞きにいく。この前聞いたラヴェルの子だけれど、本当に良かったし、彼女自身もすごく楽しんでいるように見えた。余談だけれど、この曲の3楽章には”ゴジラのテーマ”に非常によく似たテーマ(本当は逆だけれど)が出てくる。皆でこの曲を「一瞬ゴジラ」と呼んでいた。ラヴェルやゴジラに失礼…(笑)
その次の人がグリーグのコンチェルトだったので、それも聴く。
みんな良く弾くなぁと感心した。
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その後、練習室で自分のグリーグをさらっていた。明日こそレッスンに持っていかなくては、コンペティションに間に合わない…。
コーヒーを飲み、友達と話し、試験を聴き、練習をしていても、とにかく、8時は待てども待てども来ない(笑)こういう場合は、やはり朝に試験があった方が待たなくて済むのでよい。
そして7時半になって、ソリストと待ち合わせ、ウォームアップをした後、舞台袖へ向う。あぁ、やっぱり緊張する…!何でバックステージって、あんなにしんみりひんやりしているんだろう。リサイタルだったら、孤独そのものだ。でも、「伴奏者は緊張を見せてはならない」という暗黙の了解があるので出さなかったけれど、ステージに上がるのは誰だって緊張する。私も例外ではなかったけれど、ソリストに「今までやれること全部やったから、楽しんで!」と内心がっちがちで笑顔で言った。自分にも言う。
時間が来て、デュークス・ホールという学校内で一番大きいホールのステージに上がったら、何かふんわりと緊張が柔らいだ。良く弾いた。というか、ソリストがめちゃくちゃ良かった。今までで一番良かったと思う。オーディエンスもたくさんいた。
終わった後、バックステージにパスカル先生がいらしていた。「グレート・サポーターだよね」と後でソリストと話した。どんなに厳しいレッスンを受けてもどんなに怒られても、先生は親と同じくらいの一番のサポーターだ。そんなことを思わせてくれる先生だと思う。
と、影の伴奏者奮闘記を書いてみた。待ちくたびれたのか、へとへとになり帰宅。終わった。今度は、彼女にグリーグの伴奏をお願いする予定;-)

明日は自分のレッスンと友達のコンチェルトを聴くのと、譜めくり。
最近夜が遅くて全然料理ができない。というかこのブログ、音楽以外のことを書こうと思って始めたけれど、結局カテゴリ「音楽」が一番多い。こうなると思った(笑)

2008/03/12 08:52 | Comments(2) | 音楽

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