午前中は、部屋の片付けや洗濯を済ませる。母から、春のコンサートのチラシが届いた。何か本当の(本当だけどさ)コンサートのチラシみたいで素敵だった。と同時に、今朝方の夢を思い出してしまった。本番前はよく「弾けない」夢を見る。現実だけでたくさんなのに。
お昼を食べて、午後から学校へ行った。合わせとレッスンとトライアウトクラスのため。
グリーグの伴奏の子のオケパートがどんどんよくなってきて、すごく嬉しかった。ソリストとして自由に歌わせてくれる、そんなパートだった。合わせをして、自分の練習もしてから、16時半のレッスンへ行く。
パスカル先生は元気だなぁ。彼は休みの間もレッスンやトライアウトクラスのため、フランスから来てくださっている。たぶんこの春休み中ではパスカル先生だけかも。生徒のためでもあるし、コンスタントに続けることでの「improvement」が見たい、という彼の純粋な思いもあるらしい。とにかく感謝。
グリーグ協奏曲の2、3楽章を持っていった。「やっとちょっと解ってきたような感じがする」、という感じが醸し出せるくらいの演奏になってきた(ややこしい)。自分の出したい音を、あまり時間をかけずに出せるようになってきたし、リズムも大分整った。フレーズもまとまってきた。
結局、頭で理解しても体に伝わらなければ意味がないし、できたとしても人前で出せなければ、やはり意味はない。演奏という行為は、奏者とオーディエンスの間にあるものを示す(と思っている)ので、練習ではできたのに、という言い訳は絶対にできない。最近は、「演奏がすべてだ」と無理やり思うようにもしている。
と、どうしてこんなことを書いたかと言うと、そのあとのトライアウトクラスで弾いたとき、2楽章の途中約4小節がすっぽり、まっさら、抜け落ちたからだ。「はぁぁぁ~~~~」と長いため息を心の中でついた。何でこういうことが起こるかなぁぁ。自分がいやになった。
ということで、コンペまでの一週間、強化対策に出ることにする。やるぞ自分。
家に着いたら21時だった。やっぱり、明るい。
②『梅のまた梅』
意味:梅干が大好きな人専用(inc.me)の言葉。意味は「梅の天国」。
例:「梅のまた梅なんて夢のまた夢」。
…くだらないこと考えているときっと頭が悪くなる…
10時半起床。時計を見て、「あれ…」とつぶやいてしまった。
自分ではこんなに遅く起きるつもりではなかったんだけど…。不覚。今日は一日曇り空だったけれど、気温は少し上がったかも。
そう言えば、きのうの朝(昼前とも言う)の話だが、子供のための募金をしてください、という人が来た。チャイムが鳴って、起きたばっかりなので寝癖がついたまま出たら、とても真摯な感じの紳士(?)がいらっしゃって、「子供が苦しんでいます。あなたはその場に行って助けることはできませんが、寄付金で助けてあげられます。どうかわずかばかりの寄付をいただけませんか。」というようなことをおっしゃっていた。チラシももらって、寝惚け眼(相手に超失礼なのはわかっているけれど、どうしようもない)で読んでみたら、怪しい感じではなかったので、「ちょっと待っててね」とかすれた声で言い、ふらつく足で部屋へ戻り気持ち分のお金を取って、また玄関へ戻り、渡した。「少ないヘルプで御免ね」と言ったら、「本当にどうもありがとう。あなたは私たちとは違う宗教を持っていらっしゃるのは承知しておりますが、どうか私たちの方法であなたの幸せを祈らせてください。」と言い、神様と話をしながら私の幸せを祈ってくれた。何か幸せになれる気がした。寝癖でごめんね、と思った。
お昼になったので、焼きそばとスープを作って食べ、学校へ。
集中した~!6時間くらいできた。今日は浮気をせずに、やらなければいけない曲だけちゃんとさらった。いつもは、絶対に明らかに今やる必要のない曲を弾いて遊んだりして時間がなくなって困るのだけれど、今日は真面目だった。グリーグ、ベートーヴェン、フランク、リスト。ほ。
すごく集中して長時間練習した後、必ず、「今日は絶対痩せた」と思うのは私だけでしょうか。
夜8時に帰宅。本当に日が長くなった。サマータイムが始まると、とたんに日が長くなったように感じるし、寒くなくなったような気もする。夜7時半でも、かろうじてバドミントンができるくらいにはなった。しないけれど。
明日はレッスンと、トライアウトクラス。
突然ですが、今までに出会った、変わった言葉や勝手に思いついた言葉遊びなど、何かしら「言葉」に関係することを少しずつ更新します。思いつきで始めたのですぐ終わる可能性あり…。
①『一見落着』
意味:嵐の前の静けさ。
きのうは、一日インターネットが使えなかったので、ブログが更新できなかった。いつの間にかカウンタが1000を超えている。読んでくださってありがとうございます。
プロバイダに連絡したところ、録音された音声で、私の住んでいるエリアが何らかの問題でネットワークが一時使用不可能になっていると知った。今日ようやく復活。よかった。関係ないが、イギリスは、どこにかけてもまず必ずと言っていいほど、受け取るのは録音された音声。音声に従い、番号を押し、を繰り返してようやくボス(違)にたどり着く。ボスにたどり着かなくても問題が解決する場合も多い。直接人と話したい時は本当にイライラするけれど(笑)
きのうは、レッスンの後、トライアウトクラスで急遽グリーグを弾くことになって弾いた。前日から頭痛が長引いていて、頭が痛い状態で演奏したのは初めてかもしれない。もう痛くて痛くて、頭だけに集中していて、何を弾いたか覚えていないほどだったけれど、意外に普通に弾いていたらしい。でも、こんなことじゃいけない、と反省。どんな時でも自分のコンディションを整えられるような、質の良い集中力を持ちたい。たしか聖闘士星矢(アニメ)で、「コスモ」という内に秘めた究極のスピリット(のようなもの)を燃やして何でも乗り越える、みたいな設定があったと思うけれど、それに似てるかな、と思い出した。オープニングの歌詞にも、「抱きしめた心のコスモ 熱く燃やせ!奇跡を起こせ!」ってあったし。よしっ。
今日のレッスンはグリーグの2,3楽章を受けて、何だかものすごく良いレッスンだった。集中力の話をパスカル先生がしてくださった。音と共に自分を歩かせる、というか、曲と一緒になって一歩ずつ踏み固める、というか、先に自分の気持ちが行ってしまっても、気持ちが遅れて指についていってもいけない。…難しい。先生も表現に困っていたけれど、よく解った。伴奏の子も、とても良く弾いてくれて、前奏の間、とても集中することができた。いいオーケストラだった。
きのうと話が前後するけれど、突然、数日前、小さいころ見ていたアニメを思い出して、ネットで検索してみた。家にあったビデオ(録画)のタイトルは「こぐまのサンタ」だったけれど、実際探してみてもヒットはなく、たぶん母上が憶測でつけていたと思われる。確かにサンタもこぐまも出てくるけれど…。
こぐまの名前を覚えていたので日本語で入れてみる。「ニコーミ」「シュヌーク」。ヒットゼロだった。日本ではすでに扱われていないのではと思い、綴りを勝手に作って入れる。「nicomi」「nikomi」「schunuk」「shnook」…。おお。
このブログを読んでくださっている方で、これを知っているのはおそらく私の家族だけだと思われる。原題は「Santa and the three bears」。500円ほどだったので、UKアマゾンで購入し、今日届いた。解説によると、製作は1970年とあった。古い。日本語の解説をイルカさんがやっていた。これは、ありきたりの表現だけれど、いい話。いつか自分の子供にも見せてあげよう。…機会があるかはわからない。でも、自分の親が自分にしてくれたように、私も自分の子供には漫画とアニメをしっかり見せてあげたい。手塚治虫のブラックジャックとか、風の谷のナウシカとか…(笑)
どうしたんだろう。冬という冬には全然降らなかったのに、今になって急に続けて降るなんて…。外ももちろんとても寒かった。30分くらい降ってやんだ。さすがに積もらなかった。
午前中はゆっくりして、午後から練習を始める。シャコンヌを読んだ。この音をヴァイオリン一本で奏でられるなんて、すごいと思う。もちろんブゾーニの編曲は音もだいぶ増えているけれど、根本的な面で、ほとんど変わらない。こんなのが弾けたらいいと思う。あとは他の曲を、ゆっくりさらった。始めから60くらいのテンポで音を一音ずつかみ締めるように弾いていくと、自分がどんな音を出していたのかわかる。フレーズも、不安定なところはすぐ崩れてしまう。(速いテンポの曲を)どんなに遅く弾いても、きちんと弾けばその曲の音楽になるということを、パスカル先生から教わった。もちろん本番には通用しないけれど、練習としてはとても有効だと思う。
夕方ころから感じていた頭の痛みが夜に酷くなってきた。久しぶりの頭痛だ。最近なかったな。ちょっと大きくなりそうなので、今日は早めに寝る。
9時起床。寒い。雨は降っていないけれど、暴風だった。
午前中からまた曲目解説に取り掛かった。リストの文章を少し直して、フランクのヴァイオリンソナタ。私は、曲を読み、弾き、感じることと、本を読んで曲の背景などの知識を得ることは、別の作業だと思っている。一まとめにすれば「曲を知る」という点で同じだけれど、何と言うか、使っている脳が違うような気がする。また、曲のすべてを知っているからと言って文章がさらさら書ける能力もないので、たいそう時間がかかった。
例えばフランクのヴァイオリンソナタ(全4楽章)は循環形式が使われているけれど、同じメロディが出てくる、という単純なものではなくて、「低-高-低」の主題要素のようなモチーフが、転々と形を変えて散りばめられている。それを文章で説明するわけにもいかず、省略しなくてはならないが、後ろ髪が引かれっぱなしで「割愛」するまでに時間がかかる。「どうしよ、カットしよっかなぁ、でも大切だし……長っだめじゃん」という迷いや、「きれい」や「美しい」の別の表現を探すのに苦労したり、絶対、使っている脳は違ったと思う。
ラーメンを作ってお昼に食べた。
午後もフランクの解説。夕方頃、やっと全てが終わった。読み返してみると、どこに何をどう苦労したのかわからないような普通の文章が出来上がっている。私の戦闘は一体どこへ行ったんだろうと疑問だったが、とりあえず無事終了。
途中3時頃だったか、ふと外を見たら雪が降っていた。霙やあられはあったけれど、雪はこの冬初めてかも。
けっこう騒いだ。
一瞬で止み、すぐに青空が出てきた。もう3月も終わろうとしているのに、夜はまだ息が白い。雪もこうして降ったし、風も強いし、かと思えば急に晴れて急に雨が降って…。忙しそうだ。
ピアノは夜に少し触ったのみ。明日はしっかり練習しよう。