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2025/10/06 20:08 |
洪水
家が洪水に合った。

まぁ幾分かは誇張だけど、驚きに任せてこう書く。

夜中の3時頃、目が覚めて、土砂降りの音が聞こえたので、「今日はあんなに晴れていたのに。」と思いながら聞いていたら、部屋のドアがノックされた。フラットメイトだった。こんな夜中に何だろうと思いながらドアを開けたら、バシャバシャという水音が異様に近い。うそー室内?(笑)また何か起こった、と思った。

キッチンの床一面、水浸しだった。天井の端の方から止め処なく水が落ちてくる。というか、流れ出ている。水は上の階からと思われたので、上の人に、水関係でしていることを止めてもらったら、雨も20分くらいしてやんだ。上の人たちはパーティをしていたみたい。直接の原因はわからない。でも、天井のひび(crack, gap, slit, etc)を埋めたからと言って収まるような感じには見えない。っていうか降り過ぎなのだ。たぶん天井や壁の大規模な改善が必要に思えた。

よって、夜中の3時にせっせと排水作業。いらない鍋ですくい上げた(笑)水って流してると量なんてわからないものだな、と思う。

こういうことを目前にした時は、騒がず、焦らず、まず事態を把握して、とりあえず収拾を図る。収める。どうやったら効率よく全ての水を取り除けるかだけを考えて、あふれ出る水を完璧に排除する。(笑)これを最初に思うだけで、その後はまったく違うのだ。こういう時は、冷静な性格でよかったと思う。
ただ、行動・言動はどれをとっても冷静だけど、頭の中がパニックなのだ。
「帰国」の2文字しか頭にない。(笑)カレンダーが頭の中に浮かんで、いつの時期が最適かをすでに選ぼうとしている。コンサート、引越しの準備、レッスンの進行具合、いろいろ合わせて、候補をピックアップしている。もう、ロンドン内で引っ越すことは考えていない。次の引越しは、日本だけと決めている。今年の冬でもいいかな、と思う。こんなに、普通の生活ができないなんて、思ってもみなかった。リビングルームにはグランドピアノがあって、そこじゃなくて本当に本当に本当に本当に本当によかった、と思った。ピアノに雨が降るくらいなら、自分の部屋に雷が落ちてもいい。

このフラットは、来た時から問題が山積みだった。厄フラットか。さすがに、ちょっと疲れたかも。
明日、不動産に電話をかける。
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2008/10/23 12:07 | Comments(2) | 未選択
迷走
最近、寒さが増したような気がする。本当に、寒い。

ピアノに向かっていると、いろいろと分からなくなる。いや、分かりすぎて課題が多くて、めまいが…(笑)でも、焦って闇雲に練習している訳ではなくて(昔はそうだった)、一つ一つ見つけたものを地道に改善していく作業。でも通すとやっぱり音に出てなくて、また同じことの繰り返し。見た目は全然変わってないけど、この数週間で神経はげっそり痩せたと思う。

今週の金曜に、友達のヴァイオリニストが家に来る。小さな合わせをする予定。モーツァルト5番とシベリウス。楽しみ。少しはリフレッシュになるといいな。

手帳を見ていて、来週の金曜日のところに「飛行機に乗る」と書いてあって、かなりびっくりした。ピアノにだけ集中していると、乗り過ごしてしまいそう(笑)

2008/10/21 08:24 | Comments(0) | 音楽
蜘蛛
今日も練習していたけれど、サンサーンスではなくて、ベートーヴェンやプロコのソナタを譜読みしていても、パスカル先生の声が聞こえる気がしてきた。でも、「声」というのは当然だけど例えで、ピアノという楽器を鳴らすにあたっての注意事項が、パスカル先生の口調を通して頭によぎる、というだけのこと。「オクターヴはそんな響きじゃないっ!」とか、「スタッカートに聞こえないぞっ!」とか…(笑)それだけ耳が良くなっている証拠でもある。それだけたくさんのことを先生からもらった、ということだ。まだ消化しきれていないから、こういうことになるんだと思う。

最近、パソコンの調子がすごく悪い。本体を持ち上げると、80%くらいの確率で電源が勝手に落ちる。何もかも一気に消えてしまう。バッテリがまたおかしくなっちゃったかなぁ。一回買い換えたのに。この小ささが気に入っているので、どうか壊れませんように…。


たまに、家の中で蜘蛛を見かける。このフラットは一階にあるので、庭に続くドア(勝手口?)がある。その蜘蛛が現れる時は、必ずその日そのドアを開けた時だ。開けない日に見たことは一度もないので、たぶん外から来たんだと思う。黒くて、大きさは手足を含めてだいたい一円玉くらい。存在感はたっぷりだ。でも、その外へのドアを開けるのは本当に数秒程度。ということは、その数秒の間に入り込んだことになる。大きさよりも、その俊敏さの方がよっぽどこわいと思う。
でも、紙に乗せても全然逃げないし、素早そうにも見えない。紙の上でうろうろしたり、糸でぶら下がったりしてちょっとだけは可愛い。ダレン・シャンにそんな蜘蛛が出てきたような気がする。もう入ってこないように祈って、外に出している。でも、人間に触れられて危機感を示す動き方をしないということは、家に住んでる奴だったのか、とも不安になるけれど、キリがないのでやめておく。

髪をベリーショートに切りたいので、今いろいろネットでカタログを見ている。寒そう。

2008/10/19 07:47 | Comments(0) | 音楽
気長
サンサーンスとパスカル先生の言葉がずーっと頭に流れていて、ちょっと調子がよくない(笑)ノイローゼってやつ?ってやつ?と言っている人は大丈夫だと自分でも思う。それにしても…、やっぱり本番前ってこんなものかな。この時期を乗り越えないと、後に進まないのは知っているので、耐えよう。

カリグラフィがずっとやりたくてペン先を買ったので、最近始めた。左手だとやりにくい分野だということが分かった。
生きている中で、左手だと難しいことってあまりない。でも本当に本当にたまに、どうしても左手ではできないもの・ことがある。まず、キッチン用品のおたま。(笑)完全な円のものはいいけれど、先が少しとがっているようなおたまは、左手では絶対使えない。先がとがっている意味がなくなってしまう。それからまたキッチン用品の、缶きり。缶の淵を挟んで、ネジのようなものを回す、あれも右手用だ。あと、書道は文字のつながりや右肩あがりのことから、左手では難しい。それくらいで、たいしたことない。
ピアノで言うと、脱力は左腕の方が簡単にできるけれど、指が回るのは断然右手だ。ギターはその点、左手がタブの方でよかったと思う。ギターの左利き用でピックが左手というのがあるけれど、あれはどうやって使うんだろう…。そして、以前、左の指の方が良く回るという理由で、高低正反対のピアノを作らせたピアニストがいたらしい。右側が低くなるので、グランドピアノは、左にカーブができる形になる。というか、セオリーすら覆している気が…(笑)2台ピアノできないじゃん…。
脱線しすぎた。カリグラフィを楽しんでいるところ。


さらに爆音について。最近、音が大きくなっているんじゃないかと思う。というか、近づいてきてるのか?…怖っ(笑)近所の人から、新しい意見が出た。彼女も音がどこから、何から聞こえるのかは把握してないみたいだけれど、彼女の考えた理由は、私のものとまったく違う視点だった。
一つは、庭などに仕込んだデバイスで、動物を近づけないように爆発音を出すものではないか、ということ。動物を怖がらせるために設置していて、たぶん家の主は留守中…。動物っていうか人間が怖がってんですけど、という感じはある。二つ目は、工事現場を覆うための板か何かが風によって浮き上がり、それが戻ったときに出る音ではないか、ということ。そんな生半可な音ではない。何せ、私の部屋の壁が振動するほどだ。でも、とっても現実的な意見でちょっとうらやましかった。謎は深まるばかり。不動産の人が、「見つける手立てを考える」と言ってくれた。気長に待とう。と書いている最中も「どーーんっ!!」(せぇるすまん?)と鳴っている。

2008/10/18 09:41 | Comments(1) | 未選択
水星
夕方、レッスンに行ってきた。死ぬかと思った…。

先生が、地獄から生還したようなものすごい勢いで、すっごく怖かった。努力は、あってもなくてもいいもので、成果を、その場その時その瞬間に、一発で見せる(弾く)ことが一番重要なのだ。そういう職業はたくさんあるけれど、演奏家もその一つだ。先生の中には「理解した、イコール行動(演奏)」の式が出来上がっているので、私が「Understand.」と言うと、もうできるものだと思ってしまう。でも自分はそんなにレスポンスが早くない。自分の限界を見たようなレッスンだった。すごく嫌だった。別に音楽性を全否定されたとか、超険悪なレッスンだったとか、そういうわけではなくて、ただ、自分にものすごくイライラする。悔しい。もとから悲観的だしネガティブ思考なので仕方がない。ヘコむとか、そういうことではなく、めらめらと燃え上がる感じ(笑)前を向いているという点では、やっぱりポジティブ?脱線するけれど、土屋賢二の本で、「すべての人間はポジティブである」みたいな内容の項目が確かあった。面白かった。脱線終了。
何かを得るための努力は等価交換のようなものだし、努力したからと言って成果が現れるという確証もない。努力をしなくても成果は出る時もあるし、だいたい努力の方向性が間違っていたら水の泡なわけで…。そういう、輪を感じたのだった。要するに、努力なんて、見せる必要のないものなのだ。その場で自分の出したい音を出す、それに到達するプロセスは人それぞれ。結局、欲しい音が出せたら、それでいいんだ。人はどう思うからわからないけれど、今日の自分は強くそう思う。レッスンの最中も、「?」の代わりに「∞」が頭に浮かんでいた。
レッスンが終わった後、伴奏の友達と「何か宇宙を見ちゃったね…」と話していた。宇宙は、綺麗で神秘的なものでは全然なくて、暗くて深く、混沌としていて、未知の部分がたくさんあって、煌々と星が燃える怖ーい場所なのだ。

そういえば、水星の全景の写真が撮れた、とネットのニュースで見た。NASAのウェブサイトが興味深かった。

明日もレッスンがある。頑張る。アニメが見たいな。

2008/10/15 09:31 | Comments(0) | 音楽

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