7時すぎに起床。急いでパソコンを立ち上げ、ヘッドセットをつける。アメリカにいる友達とスカイプで電話をするため。
才能とセンスは全然別のもので、たとえば、ブリリアントで魅力的な(音楽の)主題を思いつくのが才能、普通の主題(テーマ)を最高に面白く作曲するのがセンス、だ。そして、才能は特性に置き換えられて、それはいいものでも悪いものでもなく、世に受け入れられるか、入れられないかで分かれる。時として、才能よりもセンスが必要なことはたくさんある。天才と凡人の違いで嘆く前に、その違いが何かを求める努力をすることが、センスを磨くことにもなる、とか。三蔵法師(詳しくは知らない)は天竺に経典を取りに行き、広めた。彼の長旅がどんなに苦労で一杯だったかよりも、持って帰ってきたその経典の内容にものすごく大きな意味があるのだ。で、演奏家も画家も、玄奘三蔵のようなものである、とか(笑)そんなことを話した。最初の方は頭が起きてなかったのでよく覚えていない。でも楽しかった。
電話を切ったあと、11時から1時まで練習。ベートーヴェンのソナタの暗譜が完了。何がどんな風に書いてあるのか、知ろうとしていたらいつの間にか頭に入っていた。パスカル先生が前にそんなことを言っていたけれど、実感したのは初めて。ちょっと感動。
その後、支度をして家を出る。同じ門下の友達と会う。「人間不信」について話す。今日は、話してばかり。
家に夕方戻って、再び練習。日曜だけど、大丈夫そうだった。
今日はカレーだz
並々と作ってしまった。こういう状態のことを、心の中でいつも「魔女鍋」と呼んでいる。だって、かき混ぜてたら気分出る…(笑)
きのうと同じ材料だけれど、ナス、ズッキーニ、玉ねぎ、じゃがいも、ニンジン、ひき肉など。美味しかった。
一日がとても長いような気がした。