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2024/12/29 08:50 |
風鈴

きのうは、練習をしたいだけした後、ヴァイオリンとの合わせののち、彼女のレッスンへ。
久しぶりにリチャード・ディーキン先生にお会いした(以前別のヴァイオリンの子のレッスンに何回か行ったことがある)けれど、また、とてもよいレッスンを受けることができた。初めて2人で、グリーグとシャミナデを持っていく。
すごく音楽的でパワフルで温かくて、大好きな先生。また音楽の幅が広がったし、新しいアイディアもたくさんもらうことができて、本当に感激。
11時に帰宅し、疲れて就寝。


今日は、9時起床。有限のパワーは、もう切れかけている…(笑)
久しぶりに何もない日で、ピアノに触らなかった。本を読んでのんびりして、11時半に外出。
最近風が強くて、窓を開けていたら、突然風鈴の音が頭に鳴って、それを聞きたくなって、まずはジャパンセンターへ直行。(笑)もちろん、無かった。「夏に入りますねー」と言われて、しゅん。三越(MITSUKOSHI)にも行ったけれど、「ジャパンセンターにあるかもしれませんね」と言われて、「行きました。」と。夏に日本で聞こう。

今日の外出のメイン、ナショナル・ギャラリーへ。
DSC07083.JPG   DSC07086.JPG
きゃー。大好き。フリーだし。トラファルガー・スクエア(写真右)にはこんなに人がたくさん。

さっそく中に入って絵を見ていると…。「エクスキューズ・ミー。ワット・ドゥー・ユー…」と声をかけられると同時に、その人の顔を見たら。

あ。

去年の9月7日にこのギャラリーに来て(ブログ内検索した・笑)、私に同じように声をかけた人とまったくの同一人物だった。おかしなこともある…。笑いそうになった。
「私、貴方に会ったことありますよ。しかもここで。絵の説明とかしてくれました。ロイヤーになりたいって言っていた人ですよね?」とまくしたててしまった。
擬音が聞こえるくらい、その人の顔が「かちーーん…」と固まっていた。失礼だと思ったけれど、耐えられなくて、笑顔でごまかした。名前は耳で聞くより字を見ないと覚えられないけれど、顔なら絶対に忘れない。一度会ったら覚えている。
「あーあー、そうだったかな?えっと…あー、そうそう、僕ロイヤーになることになったよ。はは。いやー、宗教画って僕は好きじゃないなぁ。うー…、じゃあ、今日は良い一日を!」
と言って、即座に去っていった。どうしたんだろう。
ということで、再開終了。(笑)もう無いと思う。

夕方までずっと、絵を見ていた。本当に楽しかったし、絵についていろんなことを考えた。ピカソ展もやっていたけれど、絵については、よく分からない。ルノワールのふわふわしたタッチがとても好き。ピカソもルノワールもゴッホもモネもターナーもどの人もそうだけれど、(その人生の)初期から後期の絵を比べると、大体、違う。タッチも色合いも題材も。どんどん進化を続けていたんだ。自分も頑張ろう(おこがましい?)と思った。


小さいマーケットをやっていたので、立ち寄った。エジプト人の店員がすっごい流暢な日本語で語りかける。ロンドンに20年、日本には2週間しかいなかったのに、とにかく上手なので理由を聞くと、日本にヤマモトさんという友達がいて、連絡を取っているからだ、と言う。…ってそれだけっ?!この会話は全部日本語だった。
お昼にマックに入って、アジア人の店員に「ニーハオ」と言われたので「ニーハオ」と返したら、「あ、ごめんなさい、中国人じゃないんですね」と言われた。2文字で分かるんだ…。隣りの暇そうなイギリス人店員に、「じゃあ日本語では何て言うの?」と聞かれ、「ko n ni chi wa」と言うと、すっごいリピートしていた。(笑)
ギャラリーにふらふら向かっていたら、道の向こう岸から、お昼休みらしき人が「僕のお昼ご飯、持ってない?」と叫んだので、「持ってません」と真面目に答えたら、「あはは冗談さっ」と。
女性も男性も、とにかく人に声をかけるのを躊躇しない。日本(自分が育った国しか例を挙げられない)とのこの違いは、かなり大きいと思う。今日はそれを実感した一日だった。


風鈴の音は、まだ頭で鳴っている。あの軽くて澄んだ音色。絶対的な存在感の音なのに、主張しないでそれを風だけに任せる、さりげない感じ。あー。いいなー。ふわーっと逃避。
リチャージ!

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2009/05/16 09:02 | Comments(2) | 外出

コメント

そのお方は・・・9月にカヲルさんを可愛いと思って声をかけ、そのことを忘れ、今日会って可愛いと思って声をかけたらカヲルさんが覚えてたことにショックを受けたのですね?(笑)

お昼ご飯持ってますよーと返事しようもんならマクドナルドに逆戻りでもしておごるハメになっちゃったんでしょうか。イヤですが楽しいです(笑)

ヤマモトさんのお友達も天才的ぃ。カヲルさんに会って日本語話せて、大層幸せなひとときだったでしょうなぁ・・・イギリス人で見た目日本人で日本でしか生活したことない私目線で言えばですけど、日本でイギリス人と出会って英語うまいねって言われたら天に昇ります(笑)

とにかく素敵ですロンドンと住人たち。いいことばかりじゃないのはどこの国も一緒でしょう。それなら尚更、早くロンドンに帰りたーい。

風鈴ねぇ・・・やっぱ風鈴はデザイン以上に音で選ぶよね。早くその音、聴けるといいね♪♪
posted by leonat 2009/05/16 18:28 [ コメントを修正する ]
Re:もしかして
その人はきっとね、「美術館に一人でいるアジア人の女の子」でくくっているはずなんだよね、この2回をパターン化すると。せめて違う場所だったら「偶然の再会」とか「好みだった」とか何でも言い様があるけど、同じ場所、同じ文句で始まるとね…。逆に、ちょっと待ってー、って追いかけたくなりました。(笑)
どの国も危険だし楽しい。場所というより、やっぱり人。言葉はツール。
イギリス人で、見た目日本人で日本でしか生活したことない(笑)leonさん、世界は自分の内にあるんだよ。だからイギリス人でいいのです。

リフトに乗り合わせたおばさまも、「今日は暑いわねー、あら私忘れ物しちゃった、まあ」とか独り言のように日常会話が成り立っちゃう。
2009/05/16 19:06
日本の風物詩の風鈴をロンドンで聴きたいと捜し歩いたのね?
きっと、いい音色でしょうね。湿度の違いで。
そのうち、聴けるでしょう、きっと。

posted by memekoat 2009/05/16 20:20 [ コメントを修正する ]

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