午前中は、ペーパークラフト、サボイアS.21の続き。
何て面白そうな。今日は、やっと期待全部×機体前部○ができあがった。ただの紙と言えばそれまでだけれど、作る過程がどうしても面白くて、やめられない。キリがないので、ここまで。
午後は2時半までベートーヴェンの伴奏をさらう。外が綺麗だった。
学校へ行き、友達と合わせをしてから4時半のパスカル先生のレッスンへ。普段ソロで受けているのに、伴奏で行くのは違う緊張感がある。
ベートーヴェン協奏曲2番1楽章。やはり大曲だと思った。ソリストのテクニックだけでなく、音楽を宙に浮かばせる力も必要だ(どの曲にも言えるけれど)。ソリストの音楽に乗って自分も歌う(エヴァ(アニメ)で言う”シンクロ率”)というのは、すべての室内楽において難しいポイントだけれど、同時に、それが一番の楽しさでもある。言うのは簡単なので言うが、自分が分厚い地面になって、豊かにのびる木々を支える感じ。私が雨からしっかり水分を蓄えてあげるから、これで良く育ちなさい、みたいな。
それと、未だにできないのは、オケのストリングの”サッサッサッサ”と軽やかに弾くあの音色。ピアノの音で弦の音が出せるわけではないけれど、もう少ししっかり掴みたいものである。
レッスン終了後、日本語版のパスカル先生のHPをいつか作ったらどうか、という案が出た。なるほど、考えたことなかった。今のところはフランス語と英語で、日本人の生徒もたくさんいるので、いつかできるといいな、と思う。
レッスンの後は8時まで練習。明日の(自分の)レッスンのため。
今日、友達がものすごい発言をしてびっくりした。
「レッスン」
↓
↓
↓
「拷問」、
「弾き合い会、その他、本番全て」
↓
↓
↓
「公開処刑」!!!!!
うーん、………あながち?(笑)
朝はこんな感じ。暗い。暗いなぁ。
バスに乗っていて、いろいろなものが目につく。地上から、ものすごく長い、重たいはずのモップを持って4階の窓を掃除している人、颯爽とハンドル付きのスケートボードをこいでいる中年のおじさん、フードをかぶっている上に前髪が長いので、明らかに前が見えていない(のに走っている)小さい子。微笑ましかった。
8時半に出て、9時に学校に着く。9時半からリハ、10時からヴァイオリニストのレッスンだった。
前にチャイコフスキーのトリオでレッスンを受けたことがあった先生で、音楽性も人間性もとても豊かな人だと思う。シベリウスは、突然、冒頭のあの雰囲気を作るのはものすごく集中力がいると思う。問題はテンポや音程ではなく、いかにその雰囲気を作り出すかで、自然と成り立つ、と先生がおっしゃっていた。あとは「チームワーク」。3対4のところや最後の速い部分などは、合わせるというより、2人で流れを作りだせば、大丈夫。
モーツァルトの5番は、先生の言葉で前と後でガラリと変わって、やはりすごい、と思った。
先生はいろいろな言葉でこの5番1楽章を説明した。「ハピネス」「ジョイフル」「フルーティ」「ノット トゥ アポロジャイズ(弱々しい音じゃなく)」、私のイメージの中では、「ジョイフル」が一番しっくりきている。途中でC#マイナになるところがあって、ンタッターラターラッタッタッ、と伴奏をしている途中でいきなり解った。そうか、このマイナ部分は…。
「だって、涙が出ちゃう。女の子だもん」。
これだ、と思った。別に涙が出るとか、女の子だから、というわけではなくて、この台詞、何だかあまり悲しそうに聞こえない。ひょっこりひょうたん島の歌詞や、ちびまる子ちゃんのエンディングの歌詞でもよい。このモーツァルトのマイナ部分も、マイナではあるけれど、悲しい感じとは無縁な気がする。直前はEメジャで、「つらいことだってあるさ」くらいにふわっと持ち上がる感じにマイナを脱却すればいいのでは、と思った。うまく言えない。とにかく、この部分はしっかり掴んだ。(アニメの台詞で掴んでいいのか)。でも、ヴァイオリニストに話したら賛成してくれた。良かった。
学校に着く前に降っていた雨は、すでにやんでいた。
一度家に戻り、30分昼寝をし、1時間練習。家にいる間に霙が降った。
その後、晴れ渡った。
晴れ、雨、晴れ、霙、晴れ…。ロンドンでロンド形式、と独りで駄洒落を思った。
6時からはパスカル先生の”トライアウト&テクニカルクラス”。今日は、2人が弾いた後、ウォームアップのための楽譜を10枚ほどもらう。ホロヴィッツのエチュード、ブラームス練習曲からの抜粋、指の独立を図るものなどなど…。
その後急遽、同じ門下の子との合わせが入り、8時まで。ベートーヴェン協奏曲2番1楽章。明日レッスンがあるらしいので、明日ちゃんとさらおう。
帰って、オムライスを作って食べる。おいしかった。
最近、日本語がおかしい。巻き寿司を作る「巻きす」を「すのこ」と言ったり、運転を代わりにする人を、「代行」が思い浮かばずに、「替え玉」と口走ったりしている。友達の話では、「ひざ」が思い出せずに、「腕についてるのはひじでしょ、足のは何だっけ」と言っている人がいたらしい(笑)
9時起床。風が唸っていた。
朝は、ペーパークラフトでもくもくと遊んでいた。電車、機関車、戦車、飛行機などのペーパークラフトがダウンロードできるサイトを見つけて、さっそくプリントアウトした。最初は「紅の豚」のサボイアS.21。作りたいものがたくさんあって迷ったけれど、プラモデルでこの機を作ったことを思い出して、ロンドンではできないという悲しみと懐かしさを込めて、これを選んだ。というか、ただ赤いから好きなだけ。いつできるかはわからない。
お昼からは、学校に行って練習。夕方にフラットメイトと合わせがあるので早めに行き、シベリウス1楽章の最後を集中的にやった。4時からリハを1時間半ほど。シベリウスもモーツァルトも、特に合わせで難しいところはなさそう。明日は10時から彼女のレッスン。
そのあとは、ソロのための練習。リストの”伝説”1番の暗譜が終わった。すごく綺麗な曲だと思う。
8時半に帰宅。スパゲティを作って食べた。
今日は、ずっと難しくて解けなかった問題が、やっと解けた。帰りの地下鉄で…解けた!今日は頭が冴えていたのかもしれない。
それは、数独。
ロンドンでは毎週、道端でフリーニュースペーパーを配っているが、その内の一つ、「METRO」に、「METROKU」という数独が載っている。いつもは、新聞をもらって「ふんふん♪」とその場で終わるのだけれど、今回は、1週間以上、まったく解けずに学校の行き帰りに眺めていた。
途中までは難なく進んでいたのに、あれ?と立ち止まる瞬間が来る。何か、どこかにヒントが…、と1から9までの数字がぐるぐる回る。
そして、今日は突然、違う導き方を見つけた。楽しかった。
数学がもう少しできていたら、とちょっとだけ思う。
9時前に起床。晴天。でも、9時にして太陽はこの低さ。日が短い。
また午前中に絵を一枚。最近は聴く機会が減ってしまったけれど、今日は、自分の好きな日本のミュージシャン「山崎まさよし」。形を取った後、ビートルズになってしまうかと思った。
ちょっとは惜しいんじゃないか、と思うけれど、ビートルズの後は、安倍晋三氏になってしまうかと思った。
午後は練習。ヘッドフォンをしていると、感嘆詞(舌打ちやその他)がもろに聞こえてしまうのでちょっと気をつけたい。今日は主にサンサーンスの協奏曲2番1楽章とシベリウスVn伴奏。サンサーンスは、1楽章の譜読みが終わった。大体の構成を掴んだ、という感じ。最初から最後まで、テンポでも正確な音でもないけれど、和音で大体は楽譜なしで追えるようになった。これは、パスカル先生から教えてもらった練習の仕方。ものすごくハードだし集中力がいるけれど、一度やると後が楽になる。本番まではまだずっと時間があるので、一度しっかりやって、本番前に戻す、という方向に進めればいいなと思っている。でも、2,3楽章はこんなに簡単にはいかないと思う。
明日はフラットメイトのヴァイオリニストと合わせ。
夜ご飯は、手巻き寿司にした。
と言っても、ある具でできるもの。ほうれん草、きゅうり、薄焼き卵、豚肉、漬物、しょうゆとみりんで似た椎茸、ツナマヨネーズなど、普段使わないものがたくさん。ご飯を炊いて(いつもレンジで”煮て”いる)、酢を混ぜた。おいしかったけど、食べ切れなくて残った。水で戻して炒めるきんぴらごぼうも母からもらっていたので、試しに食べてみる。おいしいな、ごぼうって…。感激した。
夜は、この問題を見ていて、少し目が疲れた。
一目ではよく解らない。マジックに見える…。
フラットメイトが、あっさり答えを言ってしまった。
誰かのノックの音で、9時起床。フラットメイトに聞いたけれど、誰も叩いてない、とのこと。
朝から雨が強い。
午前中は、また絵を描いた。
「何でこうなるんだ」と思いながら下書きを描いて、バランスが崩れているのを知っているのにそのまま直せるはずもなく、描き込みを始めて、「あ、やっぱり」となる。イライラする(笑)
お昼頃から急に晴れた。炒飯を作って食べて、午後からは譜読み。伴奏の曲がたまっているので、今日はすべてソロ以外の曲に集中することにした。ウォームアップを1時間半、その後、モーツァルトのVn協奏曲5番1楽章から。この曲はもう4度目になるけれど、ようやく最初のAdagioが、3度&テンポ共に慣れた。そう言えば、版によっては、右手の3度ではなくて両手で2ラインになっているものもあったけれど、バスが無くなるので良くない。また、Allegroから、左手がトレモロではなくて、ラミドミ、ララミラのようにアルベルティ・バス(Alberti Bass)になっているものも発見。これもストリングの刻みに聞こえないので良くない。この曲はとても好きだ。初めて楽譜をもらった時は、ただ冒頭の3度が嫌なだけだったのに。
続いてシベリウスのVn協奏曲二短調1楽章。フラットメイトと、「この曲は、音楽から温度を感じる、冷気が漂う」と話していた。
あと、ベートーヴェンVnソナタ5番の、今日は1&4楽章。この曲を読んでいて思うのは、「知っているべきじゃない」ということ。あまりに有名なフレーズ。「春」と聞いて思い浮かぶ2つのうちの一つ(もう一つは、ヴィヴァルディ)。何て邪魔なんだろう、と思ってしまった。耳慣れているが故に頭に入らない。これは、何とかしようと思っている課題の一つ。「rf」が書いてあったので、意識してつけてみたら全然違う音楽になったりしたので、一度すべてを頭の中から追い払わなくてはと思っている。関係ないけど、日系食品店で、お正月にベートーヴェンの春の後、ヴィヴァルディの春が流れていた。何かのサントラ?
そして、フランクのVnソナタ。2年前、これこそが、「知っている」ことで甘く見た最初の曲だった。
2年前、韓国人のチェリストに「フランクのソナタ全楽章を伴奏してくれ」と頼まれた。知らなかったので出だしを聞いたら、知っていた。「ああ、『フラーンクーのソーナター、チェーロでーもフルートでーもなーんでーも…』か、いいよ♪」と。その出だしが1楽章であること、2楽章すべてがデビルゾーン化していること、4楽章が意外に飛んで難しいことなど全てを「知らず」にOKしたのだった。ともあれ本番はちゃんと終わったので良かったけれど、替え歌を信じるのはそれ以来、やめた。
といういわくつきの曲だけれど、今回は本望のヴァイオリン!なので、張り切って頑張っている。やっぱり2楽章はいつまでたってもデビルエリアだ。
明日は土曜。土日は音が出せないので、ヘッドフォンで練習する。サイレントピアノ。
通称「機織り(はたおり)」。鍵盤のポコポコ沈む音が、機織りに聞こえるらしい。恩返しする人、たくさんいるなぁ…。