日差しが眩しい。春が来る。でも気温はまだ低く風は冷たい。
午前中は、4月のコンサートのための曲目解説を書く準備をしていた。日本語だけでは足りないので、英語のウェブサイト(ドイツ語ができたらうらやましい)やCDの解説を読んで自分なりにどういう風にまとめるかを考えた。時間がかかりそうだけれど、去年の卒業試験でプログラムノートを英語で書いたことに比べたらまだ少し楽かな、と思う。
午後は練習を少しして、3時半に外出、4時半からのベートーヴェン協奏曲の子のレッスンについていく。
今日のパスカル先生は一段とエネルギッシュだった。1日も暮れようとしているこの時間に、どこにあんなエナジーがあるのだろうと疑問に思いながら弾いていたら、案の定先生ご自身がおっしゃっていた。
レッスンの後、その子と話していたけれど、理解したからと言ってそれがすぐ指に伝わらない、ということ。または、できない=まだ理解していない、とも言える。難しい。あと1週間後が彼女のコンチェルト試験。
その後学校で練習をして家に着いたら9時だった。すぐにご飯を作る。今日は炒飯とスープと、人参ときゅうりの漬物。本当はもう少し早く食べたいけれど、仕方ない。
またくだらないことを一人で考えていた。日本語は、外来語がものすごく多く、独自の日本語に訳せたり訳せなかったりだ。身のまわりでは、フォークやスプーン、テーブル、ティッシュ、カーテン、ベッド、ペットボトル、フライパンなど。フォークを肉刺しと言う人は少ないと思う(「さじ」はまだわかる)。和訳がぱっと思いつかないものもある。まずはコンピュータの用語。コンピュータ、インターネット、ダウンロード、アクセスetc。あとは音楽関係。ピアノ、ヴァイオリン、その他楽器名、メトロノームetc。食べ物でも、簡単なところでは、バナナはちょっと難しい。動物の名前も、ペンギンなんてどうするんだろう。
とカタカナを駆使して外国から来た言葉を日本語にして使っているのだが、同じ漢字を使っている中国はどうかと思い、ネットの日中翻訳で調べてみたところ、すべてに独自の中国語の名詞があった。すごい。日本は、何でも受け入れられて柔軟なのかそれとも…。
明日は自分のレッスンだ。あ、「レッスン」も辞書を調べた。「課業、授業、稽古」とあったけれど、何かしっくりこない、というか、ニュアンスがちょっと違う気がする。
いい天気だ。
午前中はのんびり。朝またアメリカの友達からメールが届く。続きだった。話を作るのが面白くて仕方がないらしい。こちらも楽しく読ませていただいている。
お昼にお好み焼きを作った。
美味しく焼けたけど、大きすぎたらしい。
関係ないが、何が「お好み」なんだろう。日本語で気になるものがたくさんある。「筆入れ」とか「下駄箱」とか「風呂敷」とか、今や筆入れに筆を入れる人は少ないし、実際、下駄箱に下駄が入っていたらどうしようかと思う。風呂敷も、もう風呂に敷いている人は少ないと思われる。まあペンケースとかシューズボックスとか言えるけれど…。
午後から練習。継続が力になる時もならない時もあるけれど、それは継続してみればとりあえず判別できる。今までやってきたことが少し現われたような気がする。今回は、力になったようだった。
6時に家を出て、7時半からパスカル先生のトライアウトクラスに出席。ベートーヴェン協奏曲の伴奏をした。終わったあと、なぜかそのソリストの子の公開しょけ…、レッスンが始まった。生徒皆さんびっくりであるが、ものすごく細かくレッスンをしていて、私も勉強になった。パスカル先生の言葉は魔法のように彼女の演奏を変えていった。
9時に終わり、また少し練習をして、家に着いたら10時半になっていた。でも、疲れてくたくたのところに思わぬプレゼント!!!おばから荷物が届いていた。カバンを置いてすぐに開ける。中には、
数々の雛祭お菓子。そうか、今日は3日だった。この前の閏日をスルーしたので、雛祭は逃さない(意味不明)。大好物の金平糖があった。わぁ。あと、
以前送ってもらって大変重宝したあさりの水煮、今回も入れてくださった。あと、椎茸や昆布(これはちょっとどうやって使うかわからない…)、おせんべいなど、嬉しいものがたくさんだった。ありがたく使わせていただこうと思う。
明日はソリストのレッスンがある。
晴れてはいなかったけれど、日が明るい感じがする。
今日は1日、ずっとたらたらしていたように思う。部屋を少し掃除して(すぐ散らかるから)、音楽を聴いて、ご飯を食べて、ピアノを弾いて、ネットをしていた。やることはやったけれど、何かぼけっとした1日だった気がした。身が入ってなかった感じだ。こんな日もある。
今日は父と母と妹(双子なので妹と思ったことはほとんどなし)から電話が来て嬉しかった。一気に来るのは、やっぱり日曜日だからだろうか。
私は日本に電話をかけたことがほとんどない。はっきり言って、かけ方もよくわからない(笑)国番号をよく忘れる。メールもできるし掲示板もあるし、と思うとレイジーになってしまう。声が聞きたいと思う人も時もたくさんあるけれど…。
ぼーっとしているのは、春が近いせいかもしれない。もう3月だ。冬は終わりだ!
明日はトライアウトクラス。ベートーヴェン協奏曲の伴奏で弾くと思う。そのソリストの本番(ファイナルイヤーのコンチェルト試験)は11日だ。
9時起床。
今日もよく晴れている。
午前中はずっと絵を描く。以前買って飾っておいた花がもうすぐしおれてしまいそうだったので、今日描くことに決定。まずは鉛筆と色鉛筆で(別の紙に)下書き。
前は、「同じ絵を何で2回も3回も描くんだろう」と、元が面倒くさがりなのですぐそういうことを思っていたけれど、そうではないことが今日判明した。
続いて、水彩用の紙を水でストレッチした後、乾かして鉛筆で下書きの後、絵の具で色を塗った。
一種類は、白いバラだった。あとは知らない。すみれ草(でいいのかな)の白い部分は、マスキング・リキッド(和名知らず。液体で、乾くとゴムのようになる)を使ってすべての色を塗った後はがした。そうすると紙のきれいな白地が残るのでとても面白い。やっと、出したい色や描きたい雰囲気を作れるくらいの技術の意味が解ってきた。その技術が身についたという意味ではなくて、そういう技術があるということを知ることができた、ということ。知ることによって、知らなかったということに気づく。
急いで描き終えて、お昼には野菜スープを作って食べた。もっともっとたくさん描いて上手くなりたいけれど…。
午後からはずっとピアノの練習。リスト伝説2番を徹底的にやっつける×さらう○。あとはグリーグのコンチェルトと、フラットメイトのシベリウスVn協奏曲の伴奏をまたやることになったので、復習。あっと言う間に時間がたった。
少し曇ったけれど、雨の降る気配もなく、太陽が明るい。そうとう日ものびた。早く来い、春、そして夏。
夕食は、久しぶりに友達と待ち合わせて外食。美味しかった。
アメリカにいる友達から、永遠に下へスクロールできると勘違いできるほどの長いメールが来た。物語を書いたようで、その要約が送られてきたのだ。すごいな、どれだけ長い時間これを打っていたんだろう、と人事ながら心配した。でも楽しく読ませていただいた。世の中にはこういう人がいるのか。(長いメールを送る人のことじゃなくて、話を創作できる人のこと。)
今日はいろいろなことをした。明日は何をしよう。
今日もあまりいい天気ではなかった。雨が降るかもしれない。
以前、ネットでフランスのアニメ「王と鳥」のオープニングテーマを聴く機会があって、それを思い出して聴きなおしながら、午前中はずっと耳コピして遊んでいた。本編は見たことはないけれど、いつか見てみたい。フランスの音楽にはラヴェルやドビュッシーなど全音階(ド、レ、ミ、ファ♯、ソ♯、ラ♯、シ♯…)が多用されることが多いが、この曲も、フランスのアニメに相応しく(作曲家はポーランド人なのでただのこじつけとも言える)、端々に使われている。転調も絶妙で、一回聴いて頭に残るくらい、綺麗な曲だと思う。
気づいたらお昼になっていたので、きのうの残りを食べた。
急に思いついて、日本大使館に行くことに決めて2時に外出。いつもいつも行こうと思っていて、ずっと忘れていたことの一つ。それは在留届の提出。もうロンドンに「在留」して3年程になるのに、1年前までそれを提出する義務があることすら知らなかった。そして1年ほったらかしていた。今まで何もなくてよかった…。
着いて、用紙に記入して、提出。「英国到着年月日」という欄があって、迷ったけれど正直に2年前の詳細を書く。スタッフは指で一欄ずつ指でなぞって確かめていたけれど、案の定、「英国到着年月日」で数秒止まった。提出がやっぱりちょっと遅かったかも。
帰りは地下鉄を使った。何気なく目の前の男の人を見たら、サリンジャーの「The Catcher in the Rye(ライ麦畑でつかまえて)」を読んでいて、緩やかな感動が徐々に訪れた。私も大学生のころに読んだ。確かアニメ「攻殻機動隊」からの影響もあったような気がする。あの頃の雰囲気や匂いや思い出や感覚が、一気にふんわりと頭に滲み出てきて、かなり不思議な気持ちになった。しかもその読んでいる男の人がどことなく、自分の、ホールデンのイメージ(顔)に似ていたので、さらに不思議だった。ライ麦畑をもう一度読みたくなった。今度は英語にしようかな。
家に帰って、ピアノを練習して、今日は終わり。明日はピアノと絵の一日になるといいな。