どうしたんだろう。冬という冬には全然降らなかったのに、今になって急に続けて降るなんて…。外ももちろんとても寒かった。30分くらい降ってやんだ。さすがに積もらなかった。
午前中はゆっくりして、午後から練習を始める。シャコンヌを読んだ。この音をヴァイオリン一本で奏でられるなんて、すごいと思う。もちろんブゾーニの編曲は音もだいぶ増えているけれど、根本的な面で、ほとんど変わらない。こんなのが弾けたらいいと思う。あとは他の曲を、ゆっくりさらった。始めから60くらいのテンポで音を一音ずつかみ締めるように弾いていくと、自分がどんな音を出していたのかわかる。フレーズも、不安定なところはすぐ崩れてしまう。(速いテンポの曲を)どんなに遅く弾いても、きちんと弾けばその曲の音楽になるということを、パスカル先生から教わった。もちろん本番には通用しないけれど、練習としてはとても有効だと思う。
夕方ころから感じていた頭の痛みが夜に酷くなってきた。久しぶりの頭痛だ。最近なかったな。ちょっと大きくなりそうなので、今日は早めに寝る。
起きたら10時25分…。
きのうと変わって、とてもよい天気だが、気温は相変わらず低く、冬は根強い。
午前中は、見た夢を思い返してぼけっとしたり、母と電話で話したり、のんびり。日曜だし、いいか。
午後から練習を始める。本当はグリーグやリストやベートーヴェンやフランクをやらなければならないけれど、時間もたっぷりあるし、少しだけ新しい曲を見た。バッハ=ブゾーニの「トッカータニ短調」と「シャコンヌ」。トッカータニ短調、めちゃくちゃカッコいい。たぶん、バッハの曲の中で一番有名だと思われる。というか、最初の「タタタ~!タタタタタ~タ~!」だけだけれど(笑)昔、友達と一緒にオルガンの(右手、左手、足(バス)と3段になっている)楽譜で、ドタバタ編曲で遊んでいたことがあるし、ヴァイオリニストのヴァネッサ・メイ(シンガポール出身)のCDに入っているトッカータも、けっこう私は好きだ(ドラム・エレキ・ベースなどが入っていてクラシックには遠いけれど、編曲がクール)。ピアノ譜は技法がシャコンヌと似たものが使われているので、一緒に譜読みできるかもしれない。あとは、サンサーンスの協奏曲も見る。コンサートが終わったらすぐに本格的に取り掛かろうと思っている曲の一つ。何で譜読みってこんなに楽しいんだろう。音楽つくりも楽しいけれど、次はどんな音が来るだろう、というわくわく感が、自分を楽しませてくれるのだと思う。あとは、普通の曲の練習。
夜はまた張り切って作ってしまった。今日気づいたけれど、料理をしている時は、プラモの、接着剤をつけて乾くのを待っている時のように、けっこう無心であることが判明した。
いつも通りに加えて、ひき肉とインゲンの甘辛煮みたいなのを作ってみた。スープに、きくらげを切らずにそのまま入れたらおばけみたいにひらひらして、変な見かけになった。気をつけよう。
9時起床。寒い。雨は降っていないけれど、暴風だった。
午前中からまた曲目解説に取り掛かった。リストの文章を少し直して、フランクのヴァイオリンソナタ。私は、曲を読み、弾き、感じることと、本を読んで曲の背景などの知識を得ることは、別の作業だと思っている。一まとめにすれば「曲を知る」という点で同じだけれど、何と言うか、使っている脳が違うような気がする。また、曲のすべてを知っているからと言って文章がさらさら書ける能力もないので、たいそう時間がかかった。
例えばフランクのヴァイオリンソナタ(全4楽章)は循環形式が使われているけれど、同じメロディが出てくる、という単純なものではなくて、「低-高-低」の主題要素のようなモチーフが、転々と形を変えて散りばめられている。それを文章で説明するわけにもいかず、省略しなくてはならないが、後ろ髪が引かれっぱなしで「割愛」するまでに時間がかかる。「どうしよ、カットしよっかなぁ、でも大切だし……長っだめじゃん」という迷いや、「きれい」や「美しい」の別の表現を探すのに苦労したり、絶対、使っている脳は違ったと思う。
ラーメンを作ってお昼に食べた。
午後もフランクの解説。夕方頃、やっと全てが終わった。読み返してみると、どこに何をどう苦労したのかわからないような普通の文章が出来上がっている。私の戦闘は一体どこへ行ったんだろうと疑問だったが、とりあえず無事終了。
途中3時頃だったか、ふと外を見たら雪が降っていた。霙やあられはあったけれど、雪はこの冬初めてかも。
けっこう騒いだ。
一瞬で止み、すぐに青空が出てきた。もう3月も終わろうとしているのに、夜はまだ息が白い。雪もこうして降ったし、風も強いし、かと思えば急に晴れて急に雨が降って…。忙しそうだ。
ピアノは夜に少し触ったのみ。明日はしっかり練習しよう。
良く晴れたが、風がとにかく強い。
朝も午後も、曲目解説を書いていた。まずはリストから。実際、書くと言ってもずっと書くわけではなくて、書く内容を調べたり選んだりする方によっぽど時間がかかる。たくさん調べ、理解し、文章として言葉と文を選び、の繰り返しだった。やっと書けたのがリストの伝説1番…。まあ、よい。あとはプロフィールを書く。
お昼に炒飯とスープを作って食べる。
夕方から出かけた。まず、友達に頼んで、コンサートのプログラム用の写真を撮るため近所の公園へ。とにかく寒い。普通の写真が撮れた。本当はプロの方にお願いするのが普通だけれど、そういう風に作ったものが私は好きではないので、何とか自分でできることをやっている。演奏会でドレスを着ることも自分には合わないと思っているので、できる限り着ないで済む努力をしている(笑)
その後、友達と待ち合わせをして、皆で夕食を撮った。
何と、私1人が日本人、他4人が中国人(笑)中国人とは気が合うらしい。漢字や将来のことや日本刀や、くだらないことをよく話した。彼らはとても明晰で、何にも左右されず、自分自身の意見を持っているように見える。ロンドンにいるからかもしれない(外から自国を見ることができるということ)。中国ではよく報道規制がされるけれど、例えばロンドンでチベットの騒乱を伝える場合、あくまで第三者としてのニュースとなるので、見ているこちらも偏りがなくなる、ということらしい。これは私自身にも言える。
家に戻り、曲目解説の続き。リスト伝説の2番が終わった。残りは明日またやる予定。本当は今日すべてを終わらせたかったので、無念。
また黒雲が立ち込めていた。雨が降りそうだ。
午前中は、のんびりとしながら、春のコンサートのための曲目解説の整理。中々進まないけれど、何とか明日中には終わらせるつもり。
支度をして、11時半ころ家を出る。友達と一緒にお昼ご飯を食べた。その後、アップル・ストアに行ってiPod touchでたぶん1時間くらい遊んでいた。どの言語にも表示切替できるようだった。日本語に変えておいた(笑)曲数も8GBで約2000曲。すごいな。でも値段はやはり日本の方が若干安い。
建物を出たらものすごい雨が降っていた。やっぱり…。
その後学校に行き、練習。今日はグリーグ協奏曲の初合わせが4時から。伴奏者は、以前ベートーヴェンを(私が)伴奏した子にお願いした。強行突破のような感じだが、春に日本に帰る直前にイギリスでコンペティションがあって、そこでグリーグの2、3楽章を弾く予定。まだレッスンも1回しか受けていない…。
とにかく、4時に合わせを開始。
おお。
やっぱりオケの音があると全く違う。楽しい!普段は一人で弾きながらオケパートを歌っているけれど、ピアノの音色であっても主旋律が(勝手に)出てくれると、素直に感動する。そして、自分が「あ、ソリストなのか」と思う時は、自分がメロディを弾いている時より、むしろオケの伴奏にまわっている時にこそ感じる。「これから自分のソロの出番が来るぞ」と(笑)2楽章、3楽章共に、合わせという点では1楽章より難しく、丁寧に2時間ほど2人でさらった。伴奏者もよく練習してくれいていたようで、とてもありがたい。来週のレッスンには彼女を連れて、受けたいと思っている。
その後、自分のソロ曲とVnソナタピアノパートを練習して、7時半帰宅。疲れた。
だんだん、春のコンサートの実感がわいてくる。ステージに立った時、お客さんはどのように見えるだろうか、自分はどんな心境になるだろうか、最初の一音をどう出そうか…などと、ぐるぐる回ってきた。ピアノを触らない間は、イメージトレーニングだけでもしっかりやっておきたい。