やっぱり引越しは大変だな、と思った。でも荷物も6箱で済んだし(自慢!と言いながら父にも持って帰ってもらったので、ちょっとだけウソ。笑)、黒猫が取りに来てくれた。
父がせっかく来てくれたけれど、staffordにしか一緒に行けなかったのが残念だった。食事は何回か一緒にできたかな…。
今日は、最後の最後まで、フラットの掃除をやっていた。『歩く猫、足跡を残さず』ということで(違)、頑張った。
Everything is done!!!!!!!
思うことはたくさんあるけれど、自分が知っているので、それでいいかなと思う。
"Nothing closes in front of you."
パスカル先生が最後にそんな言葉をくれた。
忘れていいものが何もない。私にとってそういう4年間だった。
23日の日本時間朝9時半に成田に到着の予定です。
このブログは、ロンドンで安全に生活していることを知らせるものだったので、もう書く必要がなくなります(日本が安全という意味ではないけれど)。よって、今日でこのブログの更新を停止します。今まで読んでくれた皆様、ありがとうございました。
日々パッキングに追われている。パッキングをするためには、まずアンパッキングをしなければならないわけで、それですでに時間と、家の大半のスペースがなくなっている。いるもの、捨てるもの、あげるものに分けて、重量をオーバーしないように軽いものと重いものを一緒に入れる。
ダンボールの底などを、親の仇のように念を込めてガムテープで補強していて、ちょっと思った。こんなこと、普段しない、と。ダンボールはそれだけで頑丈なのに、空を飛ぶことを思うとどうしても心配で、ぐるぐる、ぐるぐる…。(笑)
きのうの夜、ハリーポッターの5作目のDVDを観た。もちろん英語の字幕で観たけれど、自分の留学1年目を思い出した。あのころは英語が全然わからなくて、ハリーポッターで、文法や言い回しや単語の勉強をしていた。懐かしい。6作目が15日公開なので、時間があったら映画館に見に行こうかな。きっと字幕は無いなぁ…。
ここのフラットにビューイング(不動産やインターネットでここの物件を見つけて、見学に来ること)の人たちがよく来るのだけれど、皆、反応が面白い。人は、学生やカップルやワーカーなど、さまざま。
・あらゆる隙間に貼ってあるガムテープを見て、私たちの狼狽ぶりにとりあえず苦笑する。
・「ピアノはついてくるの?」と質問する。=「そんなわけないでしょ」の返事を期待している。
・「トイレ貸して」と言って、使う。
・あらゆる場所を指差して、一緒に来たエージェントに、「ここは修理するの?」と質問する。=真顔で本気。
などなど。ここはぜーんぜんお勧めしませんよ、と言ったらエージェントに怒られると思う。(笑)
彼らへの最後の言葉は、グッドラック(あなたたちにとって、いいフラットが見つかるといいね)。
これから、チャリティショップへ行って、不要なものをあげてくる。あとは、引き続き荷造り。
朝洗濯機を回して、外出をして、帰ってきて、忘れていた洗濯物を干した。コーヒーを朝飲むのも忘れてちょっと頭がどよんとしていた。忘れてばっかり。
セルビアン・ガール(名前はダニカ)からメールが来て、「もう一回、ありがとう。」と書いてあった。たぶんもう会うことはないけれど、そのメッセージがとても嬉しかった。「Welcome to London!」と返しておいた。自分の国じゃないけど。(笑)
今日は9時に起きて、なーーーんにもしなかった!引越しの準備をしようと思ったけれど、何だか全然手につかず…。昼間、双子と話したあと、父や母とも久しぶりに電話。わさわさといろんなことが動いてきた感じ…。
サマーコースでは、ディナーの後はほとんどフリータイムで、スイス人の男の子と「Fly Me To The Moon」を弾いて遊んでいたのを思い出して、ピアノに向かった。とりあえずピアノで遊んだ。遊んだ!即興、とまでは全然いかないけれど、メロディに伴奏をつけるくらいで、知っている曲をどんどんアレンジして弾いてみた。ちょっとだけ、仕組みが分かってきたような…。トルコ行進曲をメジャーで弾いたり、ジプシー系にしてみたり。(笑)コード名は知識がまったくないけれど、頭に浮かんだ和音を探して探して…。(絶対音感がないので、とりあえず相対と、簡単なコード進行を元に。)訓練したらちょっとは上手になるかな…。
今日はそんな平凡な一日だった。明日は友達とハイド・パークにピクニックに行く予定。午前中に、ダンボールを組み立てるくらいのことはしたい。(笑)
洗濯物がたくさんあったのでまた洗ったのだけれど、再び夕方まで忘れていた。あれー^^
フランス・エヴィアンから帰ってきた。
フランスに一週間行ったのに、実はパスポートに「フランス入国」の印は一つもない。強いて言うなら、エヴィアンから送ったポストカードにあわよくば印鑑が…(笑)
ロンドンからジュネーブ(スイス)に飛んで、そこからタクシーで1時間ほどでエヴィアンに着く。途中国境を超えたけれど、もちろんパスポートを見せる場所もなく、レマン湖沿いにずーっと行くだけ。そのエヴィアンで、今年3度目になるサマーコースが終了。
えー、「だらだら日記」を書こうと思う。(笑)
まずはサマーコースの一言感想。
あまり言葉にならないけれど…。毎日のレッスンがとても素晴らしいものだったし、パスカル先生のレッスンは一応これで区切りがつくので、私もかなり必死だったのは確か。最後のコンサートではショパンのバラード4番を弾いたけれど、その曲については今までで一番良い演奏ができたと思う。留学生活最後の演奏がこういう風に終わったことを、とても嬉しく思った。
ちなみに、今回の参加者は、日本人3名、中国人3名、イタリア人2名、スイス人2名、スペイン人1名の計11名でした。写真はのちのちアップしていきます。
そして、実際コースとはまったく関係のない、帰り道の話。
帰りの飛行機はスイス航空11時発でロンドンに直行のはずだったのだけれど、搭乗して離陸を待っている時に、アナウンスで「この便は機器系統の故障によりキャンセルになりました」…。きゃー。
2時間待って別の飛行機をアレンジしてもらったのだけれど、ルフトハンザ航空でフランクフルト乗り換え、のちロンドンに入るというものだった。友達と、「私たち、最後の最後になんでドイツに行くんだろうね。」と呆れて笑っていた。ドイツの一時入国のスタンプはパスポートにある。
実際ジュネーブから3時間後にロンドン到着の予定が、13時間以上の大移動になってしまった。スーツケースもジュネーブにあるままだったので、次の日に家に配達されるとのこと(実際、次の日の朝10時に届いた。)。身軽でよかったけれど、楽譜も本も化粧品もネックレスも何もかもスーツケースの中にあったので、ちょっと不安だった。私たちのスーツケースに関わってくれたすべての人たちを信じよう、と友達と言い合っていた。
夜9時頃、くたくたになって家に到着…と思いきや、改札を出た所ででなにやら迷子らしい、でっかいスーツケースを持った外国人の女の子発見…。案の定、私のところへ来た。「エクスキューズ・ミー…。」(笑)
英語の勉強をしに来て1ヶ月ロンドン滞在の予定なのだけれど、お世話になるホストファミリーの家の場所が分からない、と言う。セルビアから来た、19歳くらいの女の子。泣きそうになっていたので放っておけず、「大丈夫、たぶん近いから送ってあげるから、心配しないで。」と慰めてみた。彼女は、「セルビアからウィーンに飛んで、ロンドンに入って、右も左もわからなくて、疲れてるし、もうどうしたらいいか分からなかったの。」と言っていて、それを聞いているうちに、どういう訳か自分の疲れは吹っ飛んでしまった。この子の今のストレスに比べたら、英語も土地勘も分かる自分は、この子に力をあげるスペースが残っているはず、これはそういう状況だ、という気がした。「えへへー、スーツケースどっか行っちゃったけど、私も今日フランスから帰ってきたんだよー♪」とできるだけその子を明るくしてみた。実際、その時の私は明るかったと思う。
でも結局道が分からず、インド人らしき通行人に聞いたら、何とその男性、自分のiPhoneを取り出してgoogleで地図を検索してくれた。セルビアン・ガールと目を合わせる。親切だね、と。場所が判明すると、何故か、セルビアン、インディアン、ジャパニーズ3人で小さな珍道中を…。(笑)年齢も国籍も違う人たちが、どうして今ロンドンで一緒に歩くことができるだろう。すっごい面白かった。というか、私は結局何もしていないことに気づいた。(照笑)
彼女をホストファミリーのところまで送って、帰り道、インド人の人と少し話す。彼の住んでいるところは、私のフラットの3件先だった。もう、どんな一日なの!
そして彼は、「今日は仕事がなくてとてもつまらない夜で、外に出て散歩していたけれど、こういうことがあるもんだね。人の心はすごいものだ。神様はすごいものだ。素晴らしい夜をありがとう。」と言っていた。納得。
ようやく、夜10時になって、自分の家のドアを、一週間ぶりに開ける。ただいま。長い一日だった。
エヴィアンで、まずパスカル先生に(一応の)別れを告げ、サマーコースを一緒に終えた友達に別れを告げ(中にはこのコースで3年連続、2年連続で会った人も。自分が皆勤だから当たり前か・笑)、ロンドン到着後に、一緒に帰った友達に「私はもう聴けないけれど、来年の試験、頑張ってね。」と別れを告げた。「次に会う時まで、バイバイ。」と。そしたら、家の到着間近に、新しい人に2人も出会った。
家に帰って、すべてのことが思い出されて、泣きそうになった。でも泣かなかった。(笑)
きのうのお泊り鑑賞会は、とても楽しかった。『高慢と偏見』は、約5時間のコスチューム・ドラマ。日本語だと…知らないけど、昔の服を着たりして、時代劇のようなものかな。英語も古い表現が多かった。
「Capital, capital.」=「よろしい、よいよい、うむ、立派である。」とか。今は誰も言わない。旦那さんを「Mr.○○」、妻を「Ms.○○」と呼んだり(これはナルニア国1のビーバー夫妻も言っていたかも)、レディは絶対に「What?」と聞き返したりせず、「Beg your pardon, sir?」である。(笑)old&gentleな英語を聞き直す点でも、コスチューム・ドラマは勉強になる。まあ時代劇で「拙者は至らぬ者ゆえ、かたじけない。」と同じようなものだけれど。
観終わった後に、もう一回観たいと思った。
午後に帰ってきて、練習。ショパン・バラード3番の暗譜が終わった。ということで、2番にも真剣になってみようと思い立ったところ。そしたら全曲完成だ…。
今日(日曜)は午後から出かけていて、夕方、少しだけ練習。明日はレッスンがある。3番を持っていく予定。
夜は、次回の演奏会のチラシを描いていた。あと、色を塗ってスキャンしたらある程度完成。明日には終わるかも。
日曜日を数えたら、あとそんなにないことに気がついた。わ。