1時ころから夜までずっとピアノを弾いていた。たくさん弾いて申し訳なかったけれど、苦情は来ず。いつも思うけれど、上に住んでいる人って、本当に大らかな人たちだ。これだけの音量と不規則な内容が流れて続けているのに、以前会った時に、「あ、ピアノ弾いている人だね。音楽は好きだから平気だよ」と言ってくれていた。音楽が好きなだけで平気でいることはできないと思うのだけれど…。人によっては、耐えられないノイズにもなりえると思うから。本当に感謝の気持ちでいっぱい。ありがとう。上の住人4名(たぶん)、さま。
ショパンの暗譜がすべて完了。今回はじっくりやったので、各声部もすんなり頭に入った。分解しても和声で弾いても大丈夫。早期にこんな状態になるのは、きっと方法が良かったのだ。今度からこれにしよう。あとは、ベートーヴェンや、これからやならければならない伴奏とアンサンブルも、少しずつ。特にブラームスのチェロソナタ1番の2、3楽章をよく見てみた。これは…、きゃーっと、音を出すたびに飽きもせず、毎回感銘を受けている。2楽章のトリオが、もう言葉が出ない。
と同時に、やっぱりその曲とともに浮かぶ思い出に浸るのが楽しくて仕方がない。集中していないのかな?(笑)
外が明るくて、何だろうと思って見てみたら、
すごい雪だった。わーい。これは、裏口から撮った写真。奥は、庭。
雪の積もったビッグ・ベンはきっときれいだ。ピーターパンのように、空を飛んでその屋根に足跡を残したい。大きな針に積もった雪を手で掬いたい。一瞬で想像して、寒いからやめようと思うことを想像。
最近、気温は低くなっていたけれど、こんなに降ると思わなかった。今もどんどん積もっている。明日はバスや電車の遅れがきっとすごいと思う。
夜7時ころ、家に戻ってきた。
きのう、友達の作ってくれたポトフはとてもおいしかった。そして、朝の5時くらいまで、友達と話す、話す、話す。朝を告げる鳥が鳴いていた。話している間にすることと言えば、ケトルでお湯を沸かしてひたすら紅茶を飲むくらい(笑)私も彼女も普段はまったくお酒は飲まないけれど、「お酒じゃなくて紅茶だけで話せるね」と冗談を言う。
その後、5時間くらい睡眠を取って、また、夕方まで話す、話す、話す(笑)何がどこからそんなに溢れ出ているのか知らないけれど、頭に常に言葉や感覚があるように、トピックもいつでもそこに転がっている。そして彼女はひとつの答えを出した。清清しい感じに見えたので、よかったと思う。
今度、モーツァルトのVnコンチェルト5番と、ブラームスのVnソナタ3番を、彼女の録音のため、伴奏をやることになった。ブラームスのチェロとヴァイオリン両方を同時に勉強できるなんて、幸せ。
そう、先生から突然電話があって、出てみると、「今、君と同じ出身の日本人の子のレッスンをやっているから、ちょっと話してみる?」と言われて、電話をかわってもらい、その子と話した。電話はパリからだった。先生が日本の土地の固有名詞を覚えていてくださっただけでとても嬉しかったのだけれど、私に知らせるために電話をくださったことはもっと嬉しかった。その子は同い年で、私の高校までのピアノの先生も知っていた。ローカル感ばっちりだった(笑)パリは2年目だと言う。素敵な出会いがあった。レッスンの途中だったらしいので、急いで連絡先だけ聞いて、さよならした。また、楽しくなりそう。
よって、今日はピアノにまったく触っていなかったので、明日は日曜だけれど、少し長く弾かせてもらおう…。
『日本語の使用ミス』
話していて、日本語がおかしくなる時がたまにあった。特に、私の発言:
「心ない一言」なのに、「心もとない一言」
には2人とも爆笑だった。「弱くなってるじゃん。」
今日は、朝起きて、本を読んでから、ピアノを練習した。バラードがやっと形になってきた。嬉しい。
2時に、不動産の人が、壁の修理のチェックに来た。最近、本当に人の出入りが激しい。そして、2時半ころ、友達の家へ向かう。
自分のコンチェルトのDVDを持っていったら、鑑賞してくれた。ありがたく思う。自分も一緒に見ていて、息がつまるくらい緊張したり、他人事のように、あ、指速いと思ったり(笑)もう2ヶ月も前のことなのに、とても鮮明に思い出される。
今は、ポトフを作ってくれている。いい匂い。
また明日。
『L』
Lの一文字が書いてあるだけでは何のことかわからないけれど、もし隣に『R』と書いてあったら、LはもしかしてLeftのことかな、と推測できる。
と思っただけで、連鎖して他のことをいろいろ考えてしまった。
やっとたくさん眠ることができたけれど、小さな物音で目が覚めた。
壁のデコレーションはまだ途中だったらしく、スタッフがリビングルームで作業をしていた。あちゃ…(笑)運よく、というより私が目を覚ましたのが遅かったので、すぐにランチタイムになり、作業を終えて、出ていった。この前は「迷惑はない」なんて書いておいて、しっかり迷惑を被ったような気になった(笑)スタッフの皆さん、ごめんなさい。でも、連絡一本くらい、前日に欲しかったと思うところ。でもたぶん、家に入る前に相当チャイムを鳴らしたりドアを叩いたりしたはずなので、やっぱり文句は言えないか…(笑)
昼間、姉と電話をする。たくさん話した。
その間に、今度は調律師さんが来て、ピアノの調律をしてくれた。
夜は友達と約束があったけれど、どうしてもピアノに触りたかったので、急いで支度を整えて、30分くらい弾く。全然違う。生まれ変わったような澄んだ音だった。明日、たくさん弾いてあげよう。
6時ころ家を出て、待ち合わせのエンバンクメント駅へ向かう。久しぶりにテムズ川沿いに来た。とてもきれいな夜景だ。ビルなどの灯りの間にセントポール大聖堂がうっすらと見えて、ロンドン・アイやビッグ・ベンが輝いていた。水面はイルミネーションの反射できらきらしている。そうだ、ロンドンはこんな場所だった。初めてロンドンに来たとき、この川沿いのすべてに感銘を受けた。ドイツでケルン大聖堂を前にした時より感激した。その後もパリに行って夜のエッフェル塔を見たこともあるけれど、ちょっと違った。どうしてだろう。ここに住む、という予感があったからだろうか。
会った友達は、日本人の、同じ門下の子。と、その友達。楽しかった。
明日の夕方は、ヴァイオリンの友達の家に遊びに行く。その子とは、いずれ日本でコンサートもやりたいと話しているので、漠然とした計画も含め、料理をしながらとにかくたくさんチャットをする予定。泊まりに行くので、明日は更新できるかどうかわからない。
頭痛はもう跡形もない。お騒がせしました。狂喜乱舞!
去ることもなく、常に私の頭の中に留まっているのです。
忘れることもできず、あなたの影をずっと引きずっています。
我が頭痛よ(笑)
きのうの夜の頭痛がほとんど変わらずに取れないまま、朝を迎える。今日は本当に悩まされた一日だった。夜を越えても取れないのは、珍しい。しかも、かなりヘヴィ~なものだ。頭か左目の中に何かできてるのかと疑うほどだった。
ネットで、頭痛の時に役に立つことを探すけれど、どのページを見ても「頭痛」の言葉がたくさん目について、それで頭痛がひどくなりそうだったので、やめた(笑)毎回これを繰り返している気がする。片頭痛は頭の前を冷やす、緊張型頭痛は首の後ろあたりを温めるのが良いらしい。本能で分かってはいるけれど(笑)
レッスンが10時からだったので、ふらふらと支度をして、ピアノも触らずに出向く。大学時代から、授業はさぼったことがあっても、レッスンを欠席したことは一度もない。これだけは絶対に譲れない。視界は良好なのに前が見えないような感覚で、たどり着いた。
隠すように努めたけれど、やっぱり無理だった。ゴッドワッツハプン、と先生に言わせてしまった。自分はまだまだだ。私の物差しでは、頭痛を隠せることは大人になることと同義である。よって、永遠になれない計算。というより、物差し、小さい(笑)
今日は、初めてショパンのバラード4番を持っていく。指にもコントロールが伝わったし、あ、こうやって読み進めるのか、と確かなものを掴んだ。コントロールがきちんとできた時、成長したな、と思う。詳しく、丁寧に見ていただいた。本当に楽しかった。
レッスンが終わった途端に、頭のズキズキが復活。あれ、弾いている間は、どうしていたんだっけ。頭痛を忘れられるなんて。1時間のつかの間の幸福だった。
再び、朦朧としつつバスに乗って、家に戻る。
妹とスカイプで少し話す。お互い体調が優れないのにそれでも話をしようとするあたりが、性(さが)かな、と思う。
今日はあとは何もなかったので、寝ようと努力したけれど、頭痛に阻まれてそれもできず。狼男になる直前の人間のようなものだ(状況は似ているけれど、たぶん違う)。
夜遅く、ようやく引き始めた。心の中で大量の花を撒いて祝った。ふうーーーーーーーーーー長かった!
明日も頑張ろう♪
家に戻ってきたら、いつの間にか壁のデコレーションが終わっていた。何の形跡もなく、ただ壁がきれいになっていただけだ。いつ来たんだろう。明日はピアノの調律師さんが来る予定。…来るかな?(笑)