きのうは友達と遅くまでスカイプをしていて、すぐに寝てしまった。
とうとう、リビングルームの暖房が直った。ただのチェックだと思ったら、しっかり工事をしてくれた。
かなり感慨深かった。まさか、という感じ。壁の傷は、自分の家ではないのでどうするのか知らない。工事に来てくれた人も、「やっとだね」と言っていた。リビングルームは広いし天井も高いし、このレディエータはお湯の循環で発熱しているので、日本のエアコンやストーブのようにすぐに室内ぽかぽかということにはならないけれど、とにかく嬉しかった。これで練習中にコートを着なくてすむんだ…。テーブルが使えるんだ…。洗濯物が乾くんだ…。などいろいろ思った。ありがとうございました。
友達がくれたケーキを開けてみた。
すごい!天才!上にラズベリーが乗ったチョコレートケーキ。
彼女とは以前一緒に住んでいて、1年間見ていたけれど、とにかくオーブンを使うのが上手。私はどちらかと言うと火を使う方なので、よく分担して作ったりしていた。お菓子もかなりたくさん作っていて、いつももらっていた(笑)このケーキも本当においしかった。幸せ。どうもありがとう。私もお菓子作りをちゃんとやってみたいな、と思う。
夕方、友達と待ち合わせて早い夕食を取り、一緒にRoyal Festival Hallでのコンサートに行った。
Phisharmonia Orchestra、指揮者がSir Charles Mackerrasと、ピアノはLise de la Salle。最初にモーツァルトの交響曲No.32、その後モーツァルトのピアノ協奏曲No.20 in D Minor、最後に、エルガーの交響曲No.1。
ピアノは、以前Wigmore Hallでもソロを聴いたことがあるけれど、今回も、若さに関係ない貫禄が見えていた気がした。そして、ものすごく感動してしまったのが、エルガー!50分の大曲だけれど、もう、もう感激だった。指揮者がとかオーケストラのメンバが、オーディエンスが、という感じではなくて、そのホール(たぶん3000人くらい?)に今あるべき音楽がそこにあって、すべてが一体で、浮遊している状態でさらに脳に浸透していく感じ。何が言いたいのやら(笑)とにかく極上のひと時だった。しかも、コントラバスが前方左奥に8人ずらっと構えていて、印象的だった。どこにいざなってくれたのか、本当に幸せだった。ちなみにチケットは11ポンド、約1400円(笑)
最近はあまりコンサートに出かけていなかったので、今年は、いるうちにとにかくたくさん行こうかな、と思っている。刺激を受けたい。あと、オペラ座の怪人はあと2回くらいは行きたいし…(笑)
夜は、スカイプで、アメリカにいる友達が書いている漫画をカメラで見せてもらったり、ストーリーを聞いたり。すごい。キャラクターもしっかりしていて、話も面白くて、早く世に出てほしいと本当に思った。
今日は、日本から来た友達が私の家の駅に来てくれたので、一緒にランチを。結婚の話で盛り上がった(笑)あとは郵便局に行って、練習。あぁ、エルガーが忘れられない…。
明日は、一緒にコンサートに行った同じ門下の子がバースデイ・パーティーを彼女宅でするらしいので、午前中に練習をして、昼間、出かける予定。
いろんな所でいろんなことが、起こっている。人生で個人が触れるのは砂漠の砂で言ったら、人間関係も考えることもイベントもハプニングも全部含めて、きっとほんの一握り。だから、いいことでも悪いことでも、手からこぼれないように守ると思う。触れる機会を、与えてもらったのだと思うから。もちろん取捨選択は別問題で…。えっと、また何が言いたいのか…(笑)頑張っていきたい。
2時半からレッスンだったので、朝から練習して、その後学校へ向かう。
レベルアップしたようだね、とパスカル先生に言われる。自分でもそう思う。もちろんショパン曲の演奏としてはまだまだ人前に出せるものではないけれど、やっている方向は良いみたいだし、このまま進めば良くなることもわかった。こうやって作っていくんだ…、と改めて実感。
4時に、Vnの友達と会って、ケーキをもらった。すっごく美味しそう。しかもとても丁寧にラッピングもされていて本当に感激。ありがとう。
その後、同じ門下の子とメリルボン・ハイストリートでお茶を。
6時から8時半まで、学校で練習。ブラームスのVnソナタの譜読みが大体完了。早くVnとちゃんと合わせてみたい!
その後、久しぶりに会った日本からの友達と他ピアノの子2人と、パブ兼タイ料理のレストランで夕食。たくさん話した。家に着いたのは12時近かった。久しぶりの遅い帰宅。ふだん家にいるので、長時間の外出はちょっと疲れた。でも普段会っていなかった友達とたくさん会えた日だったので、よかった。
人と会ったり話したりしていると体力は使うけれど、意外に思考の一時停止ができるのだとわかった。これっていいかも。集中が分散しているうちに、いつの間にか問題が落ち着いていたり、気にしなくなっていたり。単に時間の問題かもしれない。
明日は、12時に不動産の人が来る。リビングルームの壊れた暖房器具(壁に備え付けてある)を見に来るという。すでに一度チェックしているのだけれど今度は何かな。あと、夕方友達と待ち合わせてコンサートに行く予定。そして、夜はその日本からの友達が泊まりに来るかもしれない。人の出入りが多いなー(笑)
『丸い部屋を四角く掃く』
意味が正反対になるようなならないような。
ショパンのバラードを細かく砕いて練習。
夕方、ちょっと買い物があって、セントラルまで出た。オックスフォード・ストリートにセルフリッジという百貨店(何て言うんだろう)があって、バレンタインの催しものがたくさんあった。チョコレート、カード類、花束、アクセサリーなど。そして、レジへの長蛇の列は、ほとんどが男性。日本と正反対の光景だ。当たり前だけれど、雰囲気が全然違う。日本のバレンタインも、そろそろ変わってくるのでは、と予想…。
6時ころ家に着いて、再び練習。今週は何だか頭があたふたしていて、考え事をすると行動まで止まっていたりしてあまりコントロールできなかったのだけれど、よく考えたら明日はレッスンだ。久しぶりに、学校のピアノでレッスンが受けられるので、とても嬉しい。今日は涙は出なかった。やっぱりちょっと不安定だった。そういう自分はあまり好きではないので、過ぎ去ったあとはしっかり前を向こうと思う。
youtubeで、「It's always fair weather」(邦題はたぶん「いつも上天気」)のタップ・スケーティングを見ていた。歌詞を聞いていても、本当に明るい気持ちになる。何て前向きな、影のない歌だろう。あと、つられて、「I'm singing in a rain」も。雨の中をあんなに楽しそうに。本当に気分が晴れやかになった。単純(笑)あと、バッハの3台のチェンバロのためのコンチェルトを聴く。ああ、やる気が出てくる。
明日は、2時半からのレッスンのあと、この前家に来てくれたVnの友達と再び、会う。ケーキを焼いたから、くれるらしい♪バレンタインの練習とか何とか言っていたような(笑)でも大歓迎。夜は、また別の友達と。彼女は同期入学で、3年間とても仲良くしていたけれど、去年日本に帰った。その子が、今ロンドンにいるので、夕食を一緒に。楽しみ。
今日は一日雨が降っていた。やむことなく、小雨が降り続いていた。
ある出来事があって、それを思いながら練習していたら、ぽろぽろ涙が出てきた。時と場合に関係なく涙って出る。でも、それに触発されたのか、馬鹿っぽいと思いながらも、次々にわからない感情が溢れてきて結局泣きながら練習していた。それを横目で見ている自分もちゃんといるけれど、家だし、まいっか、と任せることに。はたから見たら、練習が嫌で泣いているようにしか見えないと思う(笑)人間はけっこう複雑にできている。それでも弾きながら、あ、ここの進行きれいだな、と思うのだ。
今はもう夜中だけれど、外で、和太鼓みたいな音が絶え間なく鳴っている。高音、中音、低音の3つ。音は小さい。たぶん誰かが、雨の落ちるところに何か置いているのかもしれない。リズムも不定だし。可愛らしい。
午前中、リビングルームの掃除。壁を修理したあと何もやっていなかったので、ピアノの移動も含め、きれいにした。
その後は、ずっと夜まで練習していた。ブラームスのVnソナタ3番の1楽章を丁寧に見る。その後、チェロ…。そしたらブラームスのピアノ曲も気になって、ピアノソナタの楽譜を引っ張り出して、遊びつつ譜読み。やっぱり、オケっぽい。転調も、「あれ、いつなったっけ」というぐらい少ない和音で展開されて、すごいなと思う。ピアノ曲を弾いていると、オケ派とピアノ派みたいなのがあって、シューマンやショパン、リストはやっぱりピアノ派だ。合いの手(?)の使い方が、ベートーヴェンやブラームスなどはいかにも他楽器を連想させる。
あとは、ベートーヴェンのトリオもようやく本格的に譜読み開始。さあ、これは大変な曲だぞ…、と意気込んでいるので、何だか全然はかどらない。時間をかけてゆっくりやっていこうと思う。
それと、ソロ。リストの練習曲を、またやり始めた。
日常と音楽を切り離しているところがたまにあって、ピアノの練習や本番を終えると、夢から覚めたような気分になる時がある。気づいたら時間がたっていた、それは集中していたという点ではよくもあるけれど、でも同時に、何かを見過ごしていたはずだ。うーん、よくわからない。
しばらく友達の相談に乗っていたのだけれど、今日、感謝された。「あなたがいてくれて本当に良かった!」と言われた。私がいるのは両親のおかげだよ、という言葉は飲み込んだ(笑)実際、私が彼女に何かを与えている(であろう)間、私も確実に何かを得ているから、きっと同じだ。私も改めて、ありがとうと言いたいと思った。