起きたら11時半。時計も自分も信じられなかった。(笑)ちょっと疲れがたまっているかも。
今日は24度、今年最高の気温だと思う。夜までずっと暖かかった。
支度をして、ピアノを練習して、1時に外出。外に出たら…。
日曜ということもあって、とにかく人が多いのと、その人たちがとても開放的な格好で歩いていたのにびっくり。薄手だけどコートを着ている自分がかなり浮いていたと思う。キャミソール、半ズボン、ミニスカート、サンダル、サングラス…。とにかく、こちらの人は、先取りが大好き。(笑)
2時から学校でヴァイオリンの合わせ。5時半まで。
今日も、面白いリハーサルができた。煮詰めて煮詰めて…。一日、リハーサルができる時間はたくさんあっても、二人とも体力があまりもたないので、次のリハーサルではすべての曲の後ろから(3楽章から)やろうということになった。
駅で彼女と別れて、私は次の場所に移動。
事情はたいへん長くなるので省くけれど、今日は友達10人くらいが集まって(そのうち音楽をやっているのは半分くらい)、小さな演奏会をした。友達が、サロンのような広間に古いスタインウェイが置いてある、というとても素敵な家に住んでいるので、急遽企画された小さな会。ピアノもギターもヴァイオリンも。6手連弾もして遊んだ。私も、バラードの1番と4番を演奏させてもらった。みんながリラックスして音楽を愛するライヴができたし、音楽をやっていない人も、とても楽しんでくれたみたい。楽しいひと時だった。こういうのをもっとやりたいな。トライアウトクラスのような厳しい環境も、好きだけど…。(笑)
明日は、4時からトライアウトクラス。まだまだ、毎日外出します。今週から、ピアノのファイナル・イグザムが始まる。聴くのが楽しみ。ちなみに私たちの本番は6月4日。意外にもう、すぐだ。
夕方5時半から、ヴァイオリンの合わせ。11時前に帰宅。
学校内をふらふらしていたら、ファイナル・イグザムを控えている学生2人(友達)に会った。この時期、お願いすることと言えば、一つ。
「Have you got time this week for me....? Can you be kind enough to listen to my pieces for exam...」
試験を抱えている他の人には頼みづらいよね。(笑)もちろんOKして、日程は後日。私が2年前に試験があった時も、当時の友達に聞いてもらってとても良い助けになったので、「あ、私の番だ。」という感じ。一人はたぶん明日、一人は金曜。他にまだ来るかな?(笑)
レッスンの復習も含めて、4曲すべて。今日は特にグリーグソナタ、ルトスラフスキのスビトが変化した。にゃー!楽しい。
スビトはまだレッスンを受けていないのだけれど、二人で、この曲が持つ雰囲気を話した。変拍子、掛け合い、無調という難しさはさて置いて。(笑)影絵で、白黒だけどハラハラドキドキの劇の後に、ライトが消えて真っ暗になる感じ、弱肉強食の世界で、ものすごいチェイシングののち、喉笛をがぶっと噛まれて事切れる感じ、とか怖いのばっかり出したら、でもヴァイオリニストもまったく賛成だったので、安心した。(笑)実のところ、曲の背景はよく知らない。でも、二人の絵が一致することで、とりあえずどんどんはかどった。面白い。
ドヴォルザークの「ロマンチックな小品集」も、まだレッスンを受けていなくて、これからが成長の時、かな。
帰りの電車で、スビトの楽譜を開いて、とにかくリズムの復習をしていた。片足でビート、左手と右手はそれぞれのパート、口の中ではヴァイオリンのパートを取る。全部重ならないので、私も、まるでナンチャッテドラム状態でした。(笑)
よい一日だった。今日は、歩行が困難なくらい風が強かった。風鈴もこれじゃ飛ばされちゃうな、と思った。
最近、頭痛になっていないことを思い出した。最後は、いつだったかな?振ってしまった炭酸飲料のボトルの蓋を慌てて閉めて押し戻すように、気配を感じたら「寝ることを最優先」にしている。いいかも。
10時からレッスンがあった。トライアウトのリベンジなのか、パスカル先生の勧めでもう一度バラード4番を弾くことに。
ひ、弾けた…!「どうしてきのうは弾けなくて今日は弾けたの?」と、先生ではなく私が、聞いた。それに対し先生は、「集中しているからだよ」と言う。
???集中は緊張に勝る?緊張した後に集中するには?そもそも集中していたら緊張しないのか。
あとは、「ほんとうの練習の仕方とその意味」をすごく丁寧に教えてもらった。練習で、フェーズが低いところからしみ込ませていれば、いずれ最終段階(パフォーマンス)でそれが現われるとのこと。全然気が抜けない、という意味。(笑)そして、音楽の何が自分達を楽しませるか、まで話が及ぶ。それは実際、とても複雑&簡単な相反するもので、それを解る人は(音楽をやっている人でも)少ないらしい。感覚的には分かるのだけれど、それを日々の練習生活とパフォーマンスに結びつけるのは大変。そして、子供達(特に7~15歳ころ)にそれを教えることで、後にとても役に立つと、音楽教育の話も。
先生はこれから数日、上海と北京に行かれて、中学校で音楽を勉強している子供達に会ってレッスンをしてくるらしい。先生はそれをとても楽しみにしているようだった。
あとは、ある程度のパフォーマンスが終わったら、それを世に出す(spread it out)ために教育熱心になりなさいとか、その両立は実際難しいとか、そういう話も。彼は素晴らしいピアニストだし、これまでの経験上の話なのは知っているけれど、教えたくなってきた。(笑)
前は扉があることを知らなかったけれど、今はその扉があって開いているのも見えていて、でもそこまでの道のりがやたら遠い、ということを言ったら、「EXACTLY!!」と大笑い。
そんな1時間だった。…たった1時間。
終わって帰って、練習をずっとしていて、5時半からヴァイオリンのリハーサルのため、再び学校へ。今日は小学校の登校と下校の両方を見た。
4時間のリハーサルで頭がフル回転して、疲れ果てて帰宅。お腹がすいていたので、レタスとベーコンの簡単パスタを作って、食べて、寝た。
寝る前にちょっと思った。4月に想定していた5月と大分違うな、と。(笑)何が起こるか分からない、というのは、外的要因もたくさんあるけれど、「自分が何を起こすか分からない」の意味だと思った。
9時起床。ちょっと寝すぎた。
11時ころから練習開始。ずっと見ないようにしていた(理由はなし)バラードの2番に、ようやく着手。すっごく難しい。時間がかかりそう。3番も、練習。まだ形にはならず。あと、ドビュッシーの「版画」をやることに決めたので、それも本格的に譜読み。
楽譜にすべてが書いてあって、その音符たちが、作曲家が書いたすべてを伝えてくれるのに、それを受け取るのは本当に大変な作業。扉が開かれていてその扉の先も見えるのに、その扉までの距離が長い、というか…。
あとは、1番と、4番。バラード三昧だ。
ずっと練習していて、5時半にトライアウトクラスのため、学校へ。
学生が、たくさん弾いた。版画を弾いている学生が2人いて、興味深く聴かせていただいた。
そして、私も弾いた。バラードの4番。
緊張で終わった。かなり撃沈した。
教室が狭いので、ピアノの椅子の背後に、ずらーっと学生がならんでいる。真後ろは、もう脚と椅子がぶつかるくらい。
演奏の時にそんなに近くにいられたら、もう怖い以外に何もない。弾く前に、心臓の鼓動で体が前後に動いた。(笑)何としても克服しなければいけないことなのだけれど、私にとってとても難しい。大勢の人の前に出れるって、すごい。
人にはきっと、「人前に出る時」に作動する心理的なセンサーみたいなものが備わっていて、それが働く人と働かない人がいる、気がする…。みんなの前で話をしたり、歌を歌ったり、写真などの被写体になったり、それができる人とできない人がいる。過去の演奏を振り返ってみると、自分はそのセンサーが時と場所によって稼働率100%だったり、0%だったり、何だか不安定。
簡単に言えば、「度胸と根性」?
とても嫌な思いをしたので、来週のトライアウトクラスで、リベンジさせてもらうことにした。(笑)
小心者だけど、前向きです。アンビヴァレンスです。
明日は、10時から自分のレッスン。夕方5時からヴァイオリンの合わせ。
コーヒーを飲んで、作ったクッキーを食べて、蜂が花から蜜を集める様子をぼんやり眺めて。ちょっと休日っぽい。
でも、10時から、今日はずーーーーーーっとピアノを弾いていた。終わったのは夜の7時半くらい。ピアノが友達…。(笑)というか曲が多すぎて、どれも少しずつ。そろそろ新しいコンチェルトを真面目に始めたいと思って、シューマンを譜読みしたけれど、全然しっくり来なかった。やっぱりラヴェルかな…。ソロは、ドビュッシーやショパン、バッハを。あとは、アンサンブル曲8つ。
その間に、洗濯や、サンドイッチを作って食べたり、コーヒーを飲んでぽかーん、としたり。
午前中に、水を買いに出かけてふらふら歩いていたら、杖をついたイギリス人のおばあさんに声をかけられた。「Would you mind to give me a help...?」と。
荷物を持って、腕で支えてもらって、あっちまで歩きたい、と言うので、OKして、ゆっくり手を取って一緒に歩く。
その間おばあさんは、「I shouldn't do that.」「I must not do it again.」としきりに悲しそうに呟いていたので、「Just tell anyone if you need help. As you know no one can live without others. 」と返しておいた。私よりもずっと年配の方だし、彼女が悲しそうにそう言っていたのはそういう意味ではないことは解っていたけれど。雨が降らないといいね、と言ってお別れした。
最近、たくさんの知らない人と言葉を交わしている気がする。機会が多い。すごい。
明日は、また、外出の予定を入れなかった。友達がご飯を食べようと誘ってくれたけれど、日曜にしてもらった。何てわがままな。(笑)御免なさい。
日曜から立て続けにいろんなことが入っているので、家で過ごすひと時を楽しむ予定。と言っても、たぶんまたピアノと友達。キリがないけど、友達ならいっか♪