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2025/04/17 18:38 |
一文
午前中、カタワレ(妹って感じはないし、友達でもないし、何て言ったらいいかいつも迷う。固有名詞が適当かな)から電話があって、久しぶりに話した。本当に、自分たちにしては久しぶりだった。嬉しかった。

きのうの夜カレーを作ったので、それをお昼に食べて、出かけた。
11月の一時帰国のための飛行機を予約してきた。無事、完了。ロンドンに戻るのは、本番が終わってから一週間後にした。その最後の一週間が今からすでに楽しみ。何しよう。…まずは本番か。

家に戻って、ピアノを練習。ちょっとやりたいことがあって、編曲の作業をしているところ。あまり難しいものはできないけれど、人前で弾きたいので必死で構想を練って楽譜にしているところ(もちろん手書き…)。うまく仕上がるといいな。あとはサンサーンス。今日、初めて納得の行く音と弾き方が、3楽章で出せた。出そうと思って出した訳ではなかったので、これから、偶然を必然に変える努力をしなければならない。それが私にとっての練習の意味、だ。


街を歩いていると映画などの宣伝・広告がたくさん目にとまる。
I'VE LOVED YOU SO LONG
THEN SHE FOUND ME
I WISH I'VE NEVER MET YOU
題名を一目見ただけで瞬時に「え」と思わせる。すごいテクニックだ。絵と同じだ。内容が一瞬で頭を駆け巡るような。一瞬で、「重っ」と思わせるような。日本語だとまたちょっと違うと思う。
ラブ・ストーリーは自分からは絶対に観ない。漫画も映画も興味がない。でも、知らずに観てしまっていつの間にか泣いたり感動したりしているので、小さくしたニンジンを知らずに食べさせられている子供と同じである(違う)。


明日は日曜日。編曲を終わらせたい。
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2008/10/05 06:51 | Comments(0) | 外出
余暇
きのうはとても天気が良くて、しかも日曜日だった。

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家の近くのテムズ川の橋の上でのんびりしていると、いろんな人が日曜日を楽しんでいるのが見えた。
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水面にいる時は、きっと、周りに何もなくて、気持ちいいだろうな。それにしてもみんなアクティブだなぁと感心…。自分は、といえば、橋でぼけっとして、家にかえってピアノ(日曜でも弾ける)。天気にも曜日にも左右されないって、どうだろ…(笑)
きのうは、そんな日だった。humidity(湿気)と、compilation(編集、収集)という単語を覚えた。

今は月曜、練習して、夕方からトライアウトクラスに行く。

2008/09/22 22:52 | Comments(0) | 外出
長話
なかなか時差ボケ(変な言葉)が直らない。珍しい。眠い。


午前中は、掃除や洗濯などをして、午後から出かける。

友達の家に遊びに行って、4時間くらい話していた。彼女は10月に日本に帰国する。もう戻ってこない。性格も好みも全く合わないのに、なぜか話だけは合って、この3年、ずっとお互いの相談相手になっていた。いなくなったら寂しくなると思う。いろいろ聞いてもらったし、聞いた。いい時間を過ごした。


そのあと、学校に行って、練習していたらいつのまにか夜だった。
けっこう重要な悩みが心の中にあったりすると、その反動のようにものすごい集中力が発揮できたりする。音楽もうまく作れる時が多い。悩み事があってピアノに集中できない、という人もいると思うけれど、私の場合、ピアノを弾いている時が一番落ち着くことが多い。すべてを忘れて、独りになるからだ。それはもちろん練習の時だけで、パフォーマンスはまた別だけれど…。

帰ってから、海鮮炒飯とスープを作って食べた。前はものすごい量を食べていたのに、少し淑やかになったらしい。


『一心不乱』
一つのことに心を注いで他のことのために乱れないこと(広辞苑)
しかし、私の場合、この状況を思い浮かべるとすると、どうしても、髪はかき乱れ目は鬼気迫り、汗を流して身振り大きく…というイメージになる。「不乱」とは程遠い。言葉の意味とイメージのギャップが、けっこうある。

2008/09/08 16:40 | Comments(0) | 外出
使命
時差ボケのため、夜9時に寝て6時起床、が続いている。直さない方がいいかも。
ロンドンは、雨が多く風も強く、すごく寒い。長袖のカットソーにさらにジャケットを着ている。今年、ロンドンには猛暑が来なかった。


今日は、どうしてもNational Galleryに行かなくてはいけない気がして、行ってきた。DSC06038.JPG
トラファルガー広場の目の前に位置する、ナショナル・ギャラリー(入場無料)。ピカデリーサーカス駅から徒歩5分くらい。
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こちらが、ギャラリーを背にして見える、トラファルガー広場(スクエア)。天気悪いなぁ…。
ふらふら美術館に行くことがなくなって、何かを忘れそうになっていたことに気づいて、部屋も片付いていないのに、今日は飛び出した感じだった。自分は何を探したいのだろう。

入って絵を見て5分、隣で絵を見ていた人が話しかけてきた。
「エクスキューズ・ミィ。この絵についてどう思う?」
日本と違って直球だ。でも、答えた。
「もしよかったら僕と次の絵を見に行かない?」
別によかったのでいいよと答えたけれど、言葉の端々に何か、違和感を感じる。「君の名前は?」と聞かれたのでファーストネームを答えると、「その名前の発音はいったいどこから来るの?」という。普通、「どこから来たの(国籍は)?」と言うところなのに、言い回しが変だ。彼は、バングラデッシュから来ていて、弁護士だそうだ。国際弁護士(何と訳すのか知らない。International Lawyer)になりたくて、ここで勉強していると言っていた。だからかな?ととりあえず納得する。
たとえば、ゴッホの「ひまわり」の黄色は友情と希望を表しているけれど、その絵を目の前にして、それは何故だ、と聞く。「なぜって、それ私に聞いてるの?」と言うと、「僕は君の他にしゃべっている相手は今はいないよ」となる。日本に行ったことがあると話していて、奈良で鹿にえさをあげた話も出た。そしたら、いきなりなぞなぞが。
「What do you call the deer without eyes?」
答えを聞いて、反応に困ったけど、嫌いじゃなかった。有名なのかな?
「絵が好きなの?」と聞いても、「うん、まあイエスと答えてもいい質問だ」みたいな感じで、思わず笑ってしまった。「僕は何歳に見える?」と聞くので、見たまま答えたのだけれど、「よいよい。もし君がサーティ~と言ったら、僕は今日ここで君に会ったことを後悔しなくてはならなかった」だそうだ。
他にもいろいろな絵を詳しく説明してくれて、私にはとても面白かった。英語が良いね、と言われて少し嬉しかった。ただ、最後に、これからバッキンガム宮殿に行くから一緒に行こう、と言われたので、お断りした。「ここでお互いに会って、絵やいろいろな話をして楽しかったけれど、それで満足することにしませんか」と。一期一会が嫌いな人のようだった。「もう一回会えないのなら、今君とここで会ったことに意味がなくなる」とも言う。その人がとても熱心に説得するので、見ていて、そのエネルギーがうらやましかった。断っているだけなのに、悪いことをしている気になった。とてもユーモラスな人だった。

独りになるためにここに来たけれど、結局独りにならなかった。でも、それは次の機会でいいか、と思える一日だった。


ノー・アイディア。でした。

2008/09/07 12:50 | Comments(1) | 外出
鯛焼

今日は、朝から東京へ。夕方に帰ってきた。湿度がとても高かったと思う。

帰りに、駅ビルの中をふらふら歩いていて、出入り口で、両手が荷物でふさがっていた女性を見かけたので、代わりにドアを開けてあげたらものすごく感謝された。ロンドンだったら、せいぜい「Cheers.」か「Thanks.」くらい。
次のバスまで時間があったので、バス停のベンチで独り物思いに耽っていたら、またその同じ女性が来た。現在の時間を聞かれたので答え、次のバスの時刻を聞かれたので答えた。やっぱり「ありがとう」を何度も言われた。
しばらくまたぼけっと考え事をしていたら、その女性が、ちょっと離れるので荷物を見ていてほしいと頼む。なので、帰ってくるまで見ててあげた。
そして、その女性が戻ってきたら、手に白い紙袋を持っていて、「食べなさい、食べなさいっ」とそれを私に差し出した。「あんたにみたいに優しい人はいないよっ、ほらっこれっ」と強く言われた。「何これ?いーよ別に、私何もしてないし。」と言いながら開けてみたら、鯛焼きだった。
…わぁ。(前言撤回でもいいですか、の意。)いただくことにした。私が食べている間、いろいろな話をしてくれたけれど、その女性の生い立ちや親類の話のようだったので、私には相槌しか打てなかった。鯛焼きをくれた理由は、「優しい子だったから」だそうだ。どう考えたって、その女性の方が「優しいこと」をしていると思う。

バス停で結局50分くらい待っていたのだけれど、考え事をしたり、人と話したり、目で車を追ったりしていた。
人との距離も、時間も、意外に短い。


2008/09/01 23:28 | Comments(0) | 外出

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